三高

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三高(さんこう、さんだか)とは、3つの好条件を兼ね備えていること。

目次

[編集] 日本

[編集] 概要

明治時代には、高志、高徳、高潔で三高と称した。

1980年代末のバブル全盛期に、女性の主流層が結婚相手の条件として「高学歴(高卒ではなく大卒または院卒)」、「高収入」、「高身長」の三高を求め、これが流行語俗語となった[1]。また、「長男ではない」を加えて四高とすることもある。

その後、三高という言葉は、バブル崩壊後の景気低迷をへて、しだいに過去のものとなった。心理学者の小倉千加子は、女性が求める結婚条件が3Cに変化したと指摘している。21世紀に入ると、三低といったパロディも生まれた。また、三高が語られなくなったのは、三高が前提条件となったからで、女性の結婚相手への価値観はバブル期以降変わっていない、とする意見も一部ではある。

[編集] 結婚相手のフィルタリングについて

これらの身長や学歴といった物指しによる結婚相手のフィルタリングについては、

  • こんなことをする女性は虚栄心が強く、人間の本質を見ようとしていない
  • 結婚相手を選別するのは女性の権利。男性も同様ではないか

などの意見がある。

もっとも女性自身も、三高などの好条件を揃えた男性から選別される立場にある[2]

[編集] 中国

中国においては、経済成長により生まれた「高学歴」「高収入」「職場での地位が高い」女性のことを指す。剰女(センニュイ)などと言われる。三高の女性は結婚が出来ず、社会問題となっている[3]。また、70后(1970年代生まれ)の女性が結婚できていないことから、その下の80后(1980年代生まれ)の女性は「あぁはなるまい」と考え、大学卒業後にすぐ結婚することを選ぶ女性が増えているという[4](「閃婚族」「畢婚族(卒業と同時に結婚する、卒婚族のこと)」と呼ぶ[4])。

[編集] 三高の女性が結婚できない要因

前提として、それまで中国共産党による審査を経なければ結婚できなかった状況から、自由恋愛によって結婚ができる状況へと変化し、結婚相手を自分で選べるようになったことにより、男女の願望のたがが外れたことが背景にある[3]。。

三高の女性が結婚できない要因は、男女双方にある[3]

男性側の要因
  • 妻から「尊敬されたい」、「甘えられたい」ことから、自分よりちょっとレベルの低い女性を選ぶ傾向にある[3]
女性側の要因
  • 自分のレベルが高いので、それにふさわしくない男性は対象外[3]
  • 自分にふさわしい男性がいても、「もっと自分を評価してくれる男性がいるのではないか」と考えてしまう[3]
  • 親の離婚を体験し、結婚を恐れている[5](親が文化大革命で下放された知識人の場合、本意ではないけれどその地方の学のない女性と結婚したケースが多く見られ、 改革開放後に離婚が自由になると離婚してしまう[5]

一人っ子政策により男女比がアンバランスな中国ではあるが、三高の女性はこうした要因により、結婚しないまま年をとり、そして加齢とともにますます結婚が難しくなる状況にある[3]

[編集] 脚注

  1. ^ 米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 258頁 ISBN 4490106386
  2. ^ 山田昌弘『新平等社会』 文藝春秋 2006年9月
  3. ^ a b c d e f g 「第3回 「小鳥」になれないA女たち 有能で美人、でも「釣り合う男性」にはそっぽを向かれる」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年3月14日付配信
  4. ^ a b 遠藤誉「第11回 結婚も離婚も稲妻のように~一人っ子政策が生み出した「閃婚族」と「閃離族」」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年6月27日付配信
  5. ^ a b 遠藤誉「「第9回 私が出会った<A女>たち(2)~「漢民族の男とは結婚したくない!」」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年6月6日付け配信
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[編集] 関連項目

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