ヴィットシェフレ教会

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ヴィットシェフレ教会の外観

ヴィットシェフレ教会 (ヴィットシェフレきょうかい,スウェーデン語Vittskövle kyrka) は、スウェーデンルンド教区、スコーネ(Skåne)のクリシャンスタ自治市(Kristianstad,クリシャンスタ市を含む)に所在するキリスト教会である。

初期の教会は、12世紀か13世紀の期間に建造された。15世紀になって、教会の北部に礼拝堂が建造された。この礼拝堂は、聖アンナ伝承で、聖母マリアの母)に献げられたものである。

15世紀にアーチ形天井が建造され、1480年代には、天井群には壁画による装飾が施された。壁画には、『創世記』に現れる物語の情景が描かれている。元の絵は、その後、上書きされたが、20世紀になって再度、復元された。

『創世記』の動物の創造

教会の内陣には、聖ニコラウス(いわゆるサンタクロース)の伝説が描かれている。聖アンナ礼拝堂の中には、4人の福音記者マルコマタイルカヨハネ)のシンボルが4人の聖女聖バルバラ聖ウルスラ聖ゲルトルード英語版、そして聖カタリナ)のシンボルと共に置かれている。

は、16世紀に建造された。

17世紀には、墓所の礼拝堂が、南部のバッネコヴ(Barnekow)一族のため建てられた。

洗礼盤は中世のものである。