ヴァティカン写本

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ヴァティカン写本。2テサロニケ3章11節から18節(左カラム)、ヘブライ1:1-2:2(中および右カラム)。ヘブライ書冒頭のΠが大きく欄外に出ている。
ヴァティカン写本。2テサロニケ3章11節から18節(左カラム)、ヘブライ1:1-2:2(中および右カラム)。ヘブライ書冒頭のΠが大きく欄外に出ている。

ヴァティカン写本ヴァティカンしゃほん、la. Codex Vaticanus, ヴァティカン図書館 gr. 1209; B/03)は聖書写本のひとつである。4世紀に作られた旧約聖書新約聖書のギリシア語写本で、羊皮紙にアンシャル体(大文字)のみを使って書かれており、冊子本(コデックス)の体裁になっている。

マカバイ記第1から第4およびマナセの祈りを除く七十人訳聖書全巻と、4福音書使徒行伝、一部のパウロ書簡ヘブライ人への手紙の途中まで(9:14 καθα[ριειまで)を含み、公同書簡フィレモンへの手紙を欠く。またヨハネの黙示録も収録されていない。原写本にない箇所は、15世紀の写本で補われている。

新約聖書写本の型としてはアレクサンドリア型の最古層かつ代表的なものである。また旧約部分も、七十人訳聖書の現存する写本としては極めて古い。このため本文批評において、極めて重要な意義をもっている。

1448年以来、ヴァティカン図書館に所蔵されており、写本の名はこれにちなむ。19世紀になって研究者に公開された。

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