ラコタ共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ラコタ共和国の主張する領土

ラコタ共和国、またはラコータ共和国 (Republic of Lakotah) は、アメリカ合衆国ネブラスカ州サウスダコタ州ノースダコタ州モンタナ州ワイオミング州の5州の一部の地域を領土として、インディアンラコタスー族独立を宣言している自称国家である。

概要[編集]

1868年の「ララミー砦条約」でアメリカ合衆国から「白人の立ち入りの許されない、永久不可侵のスー族の領土」として明文化され保証されたラコタ族の領土(桃色の枠線内)

北米のインディアン民族ラコタ族(Lakota Indians)の団体が2007年12月17日、アメリカ合衆国からの独立を宣言した。独立国であることの承認を求める書簡をボリビアベネズエラチリ南アフリカ共和国などに送付すると共に、アメリカ合衆国国務省にも宣言書を提出した。しかし、2009年現在、独立を承認している国家は1つも存在せず、外交面では国家の体を成していない。

ラコタ以外の合衆国民もラコタ共和国の国民になることは可能であり、その条件は「合衆国の国籍放棄」のみである。国家政策としては税金の廃止、中央政府による統制の廃止、個々の小規模コミュニティがそれぞれ一つの自治体として運営される体制など、白人の侵略以前のインディアンの生活様式復古を主張している。

ラコタ族の領土自体は、アメリカ連邦政府との連邦条約に基づいた自治権を保証する保留地(Reservation)にあるが、これはその後の協定違反によって割譲を強要され矮小化された歴史がある。また「部族会議」そのものも、BIA(内務省インディアン管理局)の監視と干渉を常に受け続けている。「ラコタ共和国」の形態は、そもそも19世紀にアメリカ連邦政府のほうがスー族と不可侵条約協定で確約し、その後一方的にアメリカ側によって破棄された「偉大なるスーの国(グレート・スー・ネイション)」を、連邦条約に基づいて、忠実に蘇らせたものと見ることもできる。つまり、条約においてはすでにアメリカ政府は、100年以上前にラコタ共和国を認めているのである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]