ミヤマミズ

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ミヤマミズ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rrosids
階級なし : マメ類 Fabiids
: バラ目 Rosales
: イラクサ科 Urticaceae
: ミズ属 Pilea
: ミヤマミズ P. radicans
学名
Pilea petiolaris
(Sieb. et Zucc.) Blume
和名
ミヤマミズ

ミヤマミズ(深山みず、Pilea petiolarisシノニムPilea angulata)は、イラクサ科ミズ属多年草

概要[編集]

日本には本州関東以西、四国九州屋久島沖縄島及び西表島に、日本国外には台湾及び中国に分布する。山地の湿った森林内や河川沿い等に生育する。

多年草で、茎は無毛、高さ40 - 80センチメートルは対生で、長さ7 - 15センチメートル、長楕円形、先端は尖り、3行脈、葉縁に鋸歯を持つ。雌雄同株。花季は3 - 6月。花季は7 - 10月。雄花序雌花序ともに葉のつけねに腋生するが、雄花序が上部に、雌花序に下部に着く。花は淡緑色。

元々個体数が少ない上、森林伐採や河川工事等で自生地、個体数が減少している。

保護上の位置づけ[編集]

生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。

参考文献[編集]

  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。

外部リンク[編集]