ベネラ2号
ベネラ2号 | |
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所属 | ソビエト連邦 |
国際標識番号 | 1965-091A |
カタログ番号 | 01730 |
状態 |
運用終了 太陽を周回中 |
目的 | 金星近傍通過 |
観測対象 | 金星 |
打上げ機 | モルニヤロケット |
打上げ日時 | 1965年11月12日 |
最接近日 | 1966年2月27日 |
質量 | 963 kg |
ベネラ2号(ロシア語:Венера-2、ラテン文字表記の例:Venera 2、「金星2号」の意味)とは、1965年にソビエト連邦によって打ち上げられた金星探査機。この年にソ連が打ち上げた3機の金星探査機(ベネラ2号、ベネラ3号、コスモス96号)の最初の1つである。金星をフライバイしながら観測を行う計画だったが、金星到達前に交信が途絶えた。
概要[編集]
この年にソ連が打ち上げたベネラ2号を含む3機の金星探査機は、は3MVと呼ばれる衛星バスを使用していた。3MVは金星・火星の探査に兼用でき、1964年から1965年にゾンド1-3号として試験飛行が行われた。ベネラ2号と3号では観測装置が異なり、2号はフライバイ観測用のカメラなどを、ベネラ3号では着陸カプセルを搭載した。
1965年11月12日、ベネラ2号はモルニヤロケットによって宇宙待機軌道に投入され、その後上段ロケットを噴射して金星へ向かう軌道に乗った。ところが、金星へ到着する前にベネラ2号との交信が失われてしまった。探査機はデータを送信することなく1966年2月27日に金星から24,000kmの距離を通過し、太陽を周回する人工惑星になった。
なお、ベネラ2号の直後に打ち上げられた2機の準同型機も、交信の途絶(ベネラ3号)や地球周回軌道からの離脱失敗(コスモス96号)のために、いずれも有用なデータを送り届けることはできなかった。ただし、3号は交信が途絶えた状態で金星に衝突し、世界で初めて他の惑星へ到達した人工物となった。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- Venera 2 NASA - NSSDC