プリメーラ・ディビシオン (ペルー)

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プリメーラ・ディビシオン
加盟国 ペルーの旗 ペルー
大陸連盟 CONMEBOL
開始年 1912
ディビジョン 1
参加クラブ 16
リーグレベル 第1部
下位リーグ セグンダ・ディビシオン
国内大会 コパ・ペルー
国際大会 コパ・リベルタドーレス
コパ・スダメリカーナ
最新優勝クラブ ウニベルシタリオ・デポルテス (2013)
最多優勝クラブ ウニベルシタリオ・デポルテス (26回)
公式サイト ペルーサッカー連盟

プリメーラ・ディビシオン(Primera División Peruana)は、ペルーサッカー1部リーグである。16クラブが参加する。

歴史[編集]

英国系住民がサッカーを広めたとされる。1912年、ペルーの首都リマでアマチュアリーグがスタートした。1922年にペルーサッカー協会が創設され、全国規模のリーグに拡張される。1951年、プロリーグに移行した。2007年、シエンシアーノ所属の澤昌克が、前年に所属していたデポルティーボ・ムニシパルでの活躍が認められ、リーグ最優秀外国人賞を受賞した。

大会方式[編集]

国内大会[編集]

2011年シーズンは16クラブによって争われる。シーズンは暦年の2月から12月であり、2ステージに分かれている。レギュラーシーズンはそれぞれのクラブがホーム&アウェー方式で30試合を戦い、レギュラーシーズンで1位と2位のクラブが優勝決定戦を行う。試合は土曜日か日曜日に行われるが、水曜日に行われる試合もある。勝利には3、引き分けには1、敗北には0の勝ち点が与えられる。それぞれの試合の通算勝ち点で順位が決定されるが、勝ち点で複数のクラブが並んだ場合には得失点差で、さらに並んだ場合は得点数で順位が決定される。残留争いで勝ち点が並んだ場合は得失点差や得点数で降格クラブを決定するのではなく、中立地でのプレーオフによって降格クラブを決める。2クラブが降格し、セグンダ・ディビシオン優勝クラブとコパ・ペルー優勝クラブが昇格する。ペルー国籍を持たない選手は4人まで出場できる[1]

南米カップ戦[編集]

南米サッカー連盟(CONMEBOL)はコパ・リベルタドーレスコパ・スダメリカーナという2つの国際カップ戦を主催している。2011年のペルー・サッカーリーグは、コパ・リベルタドーレスに3クラブ、コパ・スダメリカーナに3クラブの出場枠を割り当てられている。優勝決定戦に出場する2クラブがコパ・リベルタドーレス本選(セカンドステージ)出場権を得る。3つ目の出場枠はシーズンの通算成績3位のクラブに割り当てられ、ファーストステージの出場権を得る。通算成績4位から6位のクラブはコパ・スダメリカーナの出場権を得る。6クラブがそれぞれの南米カップ戦に参戦するが、これらの試合は火曜日、水曜日、木曜日に行われる。コパ・リベルタドーレスは暦年の前半(1月から6月)に、コパ・スダメリカーナは暦年の後半(7月から12月)に行われる。

スポンサー[編集]

プリメーラ・ディビシオンはモビスタルTV(Movistar TV、かつてのカブレ・マヒコ)がスポンサーとなっており、ゆえにコパ・モビスタルとも呼ばれる。2000年以来、モビスタルTVが独占的な放映権を有していたが、2007年にはディレクTVが数クラブの放映権を取得し、現在では5クラブの放映権を有している。

ダービーマッチ[編集]

アリアンサ・リマウニベルシタリオ・デポルテスの対戦はエル・クラシコ(またはペルビアン・クラシコ)と呼ばれる。アリアンサ・リマとスポルティング・クリスタルもライバル関係にあり、スポルティング・クリスタルとウニベルシタリオ・デポルテスも同様である。シエンシアーノFBCメルガールの対戦はエル・クラシコ・デル・スルと呼ばれる。

参加クラブ[編集]

1989年と1990年のプリメーラ・ディビシオンは44クラブという記録的なクラブ数で行われた[2]。2006年と2007年は12クラブで行われ、2008年は14クラブで行われた。2009年から現行の16クラブとなった。2011年シーズンは首都リマから4クラブ、その他の地域から11クラブの計15クラブが参戦している。15クラブのうち、ホームスタジアムが自所有物であるのはウニベルシタリオ・デポルテスアリアンサ・リマのみであり、その他のクラブはホームゲームをインスティテュート・ペルアーノ・デル・デポルテに依存している。ウニベルシダ・サン・マルティンCDウニベルシダ・セサル・バジェホスポルティング・クリスタルの3クラブはソシエダデス・アノニマスという公開有限会社の管理下にある。その他のクラブは民間の非営利団体である。

ウニベルシタリオとアリアンサ・リマが他を圧倒する成績を収めている。2011年時点で、過去に行われた96シーズンのうち、両クラブ合わせて47シーズン(ウニベルシタリオが25回、アリアンサ・リマが22回)で優勝している。スポルティング・クリスタルが両雄に続き、1956年のプリメーラ・ディビシオン初参戦以来15回優勝している。それに続くのは古豪のスポルト・ボーイズであり、6回優勝している。新興勢力のウニベルシタリオ・サン・マルティンは3大クラブの支配してきた歴史を変えはじめており、2007年と2008年と2010年の3回優勝している。これらのクラブ以外で、リマ大都市圏外のクラブで優勝経験があるのはFBCメルガールフアン・アリウチウニオン・ウアラルの3クラブのみである。その他には4回優勝のCDムニシパルなどがある。

ウニベルシタリオは1928年からプリメーラ・ディビシオンに在籍し、最も長くプリメーラ・ディビシオンに在籍するクラブである。参入当初はフェデラシオン・ウニベルシタテアという名称であり、その数年後に現在の名称に変更された。ウニベルシタリオに続くのがライバルのアリアンサ・リマであり、1938年にプリメーラ・ディビシオンに初参戦した。1939年に一度降格したが、1940年からは連続してプリメーラ・ディビシオンに在籍し続けている。FBCメルガールは1971年以来プリメーラ・ディビシオンに在籍し続けており、リマ以外に本拠地を置くクラブとしては最も長い。創設年が最も古いプリメーラ・ディビシオン所属のクラブは、1901年から存在するアリアンサ・リマとシエンシアーノである。

クラブ 本拠地 設立年 1部初参戦 直近の昇格 収容人数[3] フィールド 優勝回数 直近の優勝
アリアンサ・リマ リマ 1901 1912 1940 35,000 天然芝 22 2006
シエンシアーノ クスコ 1901 1972 1984 42,056 天然芝 0
コブレソルFBC モケグア 2008 2011 2011 21,000 天然芝 0
FBCメルガール アレキパ 1915 1966 1971 42,000 天然芝 1 1981
インティ・ガス・デポルテス アヤクーチョ 2008 2009 2009 15,000 天然芝 0
ホセ・ガルベスFBC チンボテ 1951 1971 2012 24,000 人工芝 0
フアン・アウリチ チクラーヨ 2005 2007 2007 24,500 人工芝 1 2011
レオン・デ・ワヌコ ワヌコ 1946 1972 2010 15,000 天然芝 0
レアル・ガルシラソ クスコ 2009 2012 2012 42,056 天然芝 0
スポルト・ボーイズ カヤオ 1927 1933 2010 17,000 天然芝 6 1984
スポルト・ワンカヨ ワンカヨ 2007 2009 2009 20,000 天然芝 0
スポルティング・クリスタル リマ 1955 1956 1956 18,000 天然芝 15 2005
ウニオン・コメルシオ ヌエバ・カハマルカ 1994 2011 2011 12,000 天然芝 0
CDウニベルシダ・セサル・バジェホ トルヒーリョ 1996 2004 2008 25,000 人工芝 0
ウニベルシダ・サン・マルティン リマ 2004 2004 2004 18,000 天然芝 3 2010
ウニベルシタリオ・デポルテス リマ 1924 1928 1928 80,093 天然芝 25 2009

歴代大会結果[編集]

アマチュアリーグ時代[編集]

ペルーリーグは創設から1950年までアマチュアリーグであった。この時代にはアリアンサ・リマウニベルシタリオ・デポルテスCDムニシパルスポルト・ボーイズCAチャラコがほとんどのタイトルを分かち合っている。1912年から1921年までは、リーガ・ペルアーナ・デ・フットボールの管理下にある、首都リマに所在するクラブのみが参加した。1928年、ペルーサッカー連盟の管理下にある、カヤオに所在するクラブまで対象が広げられた。

プロリーグ時代[編集]

1951年、ペルーサッカーリーグはプロ化された。1966年にはリーグが国内全域に拡大した。

歴代優勝回数[編集]

クラブ 通算 リーガ・デ・リマ
(1912–21)
アマチュア時代
リマ&カリャオ
(1926–50)
プロ化後 (1951–)
リマ&カリャオ
(1951–65)
デスセントラリサード
(1966-)
ウニベルシタリオ・デポルテス[A] 26 7 3 16
アリアンサ・リマ[B] 22 2 6 6 8
スポルティング・クリスタル 16 2 14
スポルト・ボーイズ 6 3 2 1
デポルティーボ・ムニシパル 4 4 0 0
ウニベルシダ・サン・マルティン 3 3
アトレティコ・チャラコ 2 2 0 0
リマCFC 2 2 0 0 0
マリスカル・スクレFC 2 1 1 0
スポルト・ホセ・ガルベス 2 2 0
スポルト・プログレソ 2 1 1
ウニオン・ワラル 2 2
セントロ・イケーニョ 1 0 1 0
デフェンソール・リマ 1 0 0 1
FBCメルガール 1 1
ホルヘ・チャベス No.1 1 1 0
フアン・アウリチ 1 1
CDサン・アグスティン 1 1
スポルト・インカ 1 1
スポルト・フアン・ビエロブチック 1 1
クラブ 優勝回数 優勝年
ウニベルシタリオ・デポルテス 26 1929, 1934, 1939, 1941, 1945, 1946, 1949, 1959, 1960, 1964, 1966, 1967, 1969, 1971, 1974, 1982, 1985, 1987, 1990, 1992, 1993, 1998, 1999, 2000, 2009, 2013
アリアンサ・リマ 22 1918, 1919, 1927, 1928, 1931, 1932, 1933, 1948, 1952, 1954, 1955, 1962, 1963, 1965, 1975, 1977, 1978, 1997, 2001, 2003, 2004, 2006
スポルティング・クリスタル 16 1956, 1961, 1968, 1970, 1972, 1979, 1980, 1983, 1988, 1991, 1994, 1995, 1996, 2002, 2005, 2012
スポルト・ボーイズ 6 1935, 1937, 1942, 1951, 1958, 1984
デポルティーボ・ムニシパル 4 1938, 1940, 1943, 1950
ウニベルシダ・サン・マルティン 3 2007, 2008, 2010
アトレティコ・チャラコ 2 1930, 1947
リマCFC 2 1912, 1914
マリスカル・スクレFC 2 1944, 1953
スポルト・ホセ・ガルベス 2 1915, 1916
スポルト・プログレソ 2 1921, 1926
ウニオン・ワラル 2 1976, 1989
セントロ・イケーニョ 1 1957
デフェンソール・リマ 1 1973
FBCメルガール 1 1981
ホルヘ・チャベス No.1 1 1913
フアン・アウリチ 1 2011
CDサン・アグスティン 1 1986
スポルト・インカ 1 1920
スポルト・フアン・ビエロブチック 1 1917

脚注[編集]

注釈[編集]

A. ^ フェデラシオン・ウニベルシタリア(1932年以前)としての優勝も含む
B. ^ スポルト・アリアンサとしての優勝も含む

脚注[編集]

  1. ^ 2010” (Spanish). ADFP. 2010年4月26日閲覧。 “Antes de cada partido, los Clubes presentan al árbitro una planilla de 18 jugadores, en la cual se pueden incluir hasta cuatro (4) jugadores extranjeros”
  2. ^ Castro, Roberto. “Descentralizado X-Files” (Spanish). DeChalaca. 2009年6月15日閲覧。
  3. ^ Lades, Gunther. “Peru”. fussballtempel.net. 2008年2月2日閲覧。

外部リンク[編集]

ペルーサッカー協会(スペイン語)