ハグ

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公園でのハグ

ハグ (hug) とは、一人または数人の他人をで抱え込むかその周りに腕を回すことを通常伴う愛撫の形態である。抱擁(ほうよう)。抱く、抱きかかえる、抱きしめること。幼児語では、だっこ。ぎゅう。

シチュエーション[編集]

ハグは、ノンバーバルコミュニケーションの一種であり、しばしば視線を交わしたり、キスをしながら行われる。

ハグは親密さ、愛情、友情を表し、伝える手段である。ハグの相手に支え、安楽、慰めをもたらす。喜びで心が温まってハグをする場合も、辛い悲しみに打ちひしがれてハグをする場合もある。ワールドシリーズの決勝戦においてチームの勝を決めた際など、スポーツチームの祝賀方法としても用いられる。

多くの場合、ハグは愛情を示す身ぶりとして接吻と並んで最も一般的なものの一つである[1]。他のいくつかの愛撫形態と異なり、他人の見ている所でハグを行うことが恥ずかしいものや、禁忌とされる国・宗教・文化は、数少ない。

ハグを行う者同士の関係性、ハグが行われる頻度、国、宗教、文化、あるいは個人的思想によって多少の違いはある。アメリカ人は、人目をはばかることなく他人とも実に気楽にハグ&キスをする場合が多いが、日本人は親族、夫婦、カップルなどごく親密な間柄だけであり、あまり衆目のない状況で行われる事が多い。

男性は前述の文化等にもよるが、異性や恋愛対象とのハグを恥ずかしがる傾向があり、女性は異性や恋愛対象とのハグを性的な意味を持つと解釈する傾向がある。セクシャルハラスメントを咎める文化では、異性をその許しなくハグすると、犯罪者(痴漢)、加害者(セクハラ)として扱われる場合がある。

ハグの持続時間はほとんどの場合短いが、その用途はさまざまな愛情の水準にまたがる。ヒトだけでなく、多くの動物も温もりの共有を伴う類似の行為を行う。

種類[編集]

カドリング (cuddling)
心地よい体勢で長い間ハグすること[2]
スプーニング (spooning)
カドリングの体勢の1つであり、抱く人と抱かれる人が同じ方向を向く、すなわち抱く人の腹側が抱かれる人の背中側に触れ合う[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Kathleen Keating (1994), The Hug Therapy Book, Hazelden PES, ISBN 1568380941 
  2. ^ “Cuddle”, WordNet 3.0, Princeton University, http://dictionary.reference.com/browse/cuddle 2008年3月10日閲覧。 
  3. ^ Jim Grace; Lisa Goldblatt Grace (1998), The Art of Spooning: A Cuddler's Handbook, ISBN 0762402709