ダフニスとクロエ (ロンゴス)
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『ダフニスとクロエ』(Ποιμενικά κατά Δάφνιν και Χλόην、もしくは Δάφνις και Χλόη 英語表記では Daphnis and Chloe)は、2世紀末から3世紀初め頃の古代ギリシアで書かれた恋愛物語。ロンゴス(Λόγγος 英語表記では Longus、生没年不詳)作と伝えられているが、作者に関することはほとんど何もわかっていない。
全4巻がほぼ完全な形で現存しており、エーゲ海に浮かぶレスボス島の牧歌的な情景を舞台に、少年と少女に芽生えた純真な恋とその成就が、恋敵との諍い・海賊の襲撃・都市国家間の戦争などの逸話を絡めて、抒情豊かに描かれている。
[編集] 文献
- ロンゴス『ダフニスとクロエー』 松平千秋訳 岩波文庫、1987年 ISBN 4003211219
- マルク・シャガール絵入りで、普及版と特製版が刊行。岩波書店、2005年
[編集] 関連項目
- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ - この作品を賞賛していたことが知られている。
- 三島由紀夫 - この作品に想を得て小説『潮騒』(1954年)を執筆している。
- 呉茂一- 三島の蔵書は養徳社版訳書である。のち角川文庫で再刊
- マルク・シャガール - この物語に着想を得た作品あり。
- ピエール・ボナール - 同上。
- モーリス・ラヴェル - この物語にもとづくバレエ音楽『ダフニスとクロエ』を作曲。

