カーロス・エリオット

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カーロス・エリオット
基本情報
本名 Carlos Elliott
階級 スーパーウェルター級
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 1962年4月29日(51歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
スタイル 右ファイタータイプ
プロボクシング戦績
総試合数 29
勝ち 26
KO勝ち 22
敗け 3
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カーロス・エリオット(Carlos Elliott、1962年4月29日 - )は、元プロボクサー。元日本スーパーウェルター級王者、元OPBFスーパーウェルター級王者。国籍はアメリカ。米国軍人として来日し、青森県三沢市三沢飛行場勤務のかたわら「八戸帝拳」に所属し、プロボクシングのライセンスを取得。日本のリングでデビューし、ハードパンチャーとして中量級のリングを沸かせた。日本人と結婚し、現在も青森県に在住。

経歴[編集]

同じジムに所属していたマーク堀越と同様に、日本でライセンスを取り、日本のリングでキャリアを築いたボクサーである。近年増加している実績のある海外選手をスカウトした「輸入ボクサー」ではない。デビューから6戦全KO勝利で国内ウェルター級ランク1位に上り詰め、1984年に日本タイトルに初挑戦した。チャンピオンの串木野純也は、過去11回の防衛戦を10KOで勝った屈指の強打者だった。若いエリオットは、初回から王者をスピードで圧倒し、5回まで滅多打ちにする。王座奪取は時間の問題と思われたが、6回開始早々の串木野の右ストレートでダウン。立ち上がったものの、右フックで再びロープの外に投げ出されるようなダウンを喫する。わずか7戦目の日本王者への挑戦は、経験の浅さでエリオットの逆転負けとなった。

1985年、階級をスーパーウェルター級に上げて日本タイトルを獲得。日本国内ではエリオットの強打を対戦相手が避けてしまい、対戦相手がいなくなる。1987年OPBFスーパーウェルター級王座を獲得する。国際試合を経験しながら世界タイトル挑戦をうかがう予定だったが、伏兵のフランシスコ・リスボア(インドネシアの旗 インドネシア)に判定負けする。5ヶ月後、リスボアをKOしてタイトルを奪回。1991年、デビュー29戦目で、ジルベール・デレ(フランスの旗 フランス)とのWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦に挑戦するチャンスをつかむ。しかし、アジア太平洋圏では無敵を誇ったエリオットだったが、7回に顎を打ち砕かれてKO負け。病院に搬送されて意識不明の重体になった。退院後、現役引退を発表した。

戦績[編集]

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 1983年3月4日 2R TKO 吉田政志 日本の旗 日本(日立) プロデビュー戦
2 1983年6月21日 2R KO 千坂昇幸 日本の旗 日本(三迫) -
3 1983年9月2日 4R KO 鄭王基 韓国の旗 韓国 -
4 1983年11月19日 2R KO 黄忠載 韓国の旗 韓国 -
5 1984年2月3日 1R KO ヤング・デラ・クルス フィリピンの旗 フィリピン -
6 1984年4月5日 5R KO 柳炳善 韓国の旗 韓国 -
7 1984年7月30日 6R KO 串木野純也 日本の旗 日本(進光) 日本ウェルター級王座挑戦
8 1984年10月11日 3R KO 宋基会 韓国の旗 韓国 -
9 1985年1月10日 5R KO 朴基正 韓国の旗 韓国 -
10 1985年7月20日 2R KO 無限川坂 日本の旗 日本(上福岡) 日本スーパーウェルター級王座獲得
11 1985年11月7日 8R KO 幡野光夫 日本の旗 日本(ヨネクラ) 防衛1
12 1986年1月9日 1R KO トリッキー川口 日本の旗 日本(緑) 防衛2
13 1986年3月24日 5R TKO 幡野光夫 日本の旗 日本(ヨネクラ) 防衛3
14 1986年7月24日 1R KO アントニー・ストッキー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ノンタイトル
15 1986年12月2日 5R TKO ローランド・アルデミール フィリピンの旗 フィリピン ノンタイトル
16 1987年4月2日 9R KO 柳済炯 韓国の旗 韓国 OPBFスーパーウェルター級王座獲得
17 1987年7月22日 8R 判定 フランシスコ・フェラー フィリピンの旗 フィリピン ノンタイトル
18 1987年11月28日 12R 判定 鄭尚都 韓国の旗 韓国 防衛1
19 1988年3月21日 5R TKO レナト・アンガラ フィリピンの旗 フィリピン ノンタイトル
20 1988年7月2日 12R 判定 フランシスコ・リスボア インドネシアの旗 インドネシア OPBFスーパーウェルター級王座陥落
21 1988年10月6日 2R KO レックス・カブバス フィリピンの旗 フィリピン -
22 1988年12月1日 11R KO フランシスコ・リスボア インドネシアの旗 インドネシア OPBFスーパーウェルター級王座奪回
23 1989年4月15日 3R TKO アルシー・ガルシア フィリピンの旗 フィリピン ノンタイトル
24 1989年7月6日 4R KO 大和武士 日本の旗 日本(渡辺) 防衛1
25 1989年9月9日 6R KO アルマン・ピカール フィリピンの旗 フィリピン ノンタイトル
26 1989年11月15日 12R 判定 鄭尚都 韓国の旗 韓国 防衛2
27 1990年6月22日 2R KO 延大欽 韓国の旗 韓国 ノンタイトル
28 1990年11月24日 10R 判定 張承泰 韓国の旗 韓国 ノンタイトル
29 1991年2月23日 7R KO ジルベール・デレ フランスの旗 フランス WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦

生涯戦績:29戦26勝(22KO)3敗

エピソード[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 戦う強肩強打の捕手三沢エリオット”. 日刊スポーツ (2005年7月6日). 2005年7月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
無限川坂
第17代日本スーパーウェルター級王者

1985年7月20日 - 1987年3月(返上)

次王者
田端信之
前王者
柳済炯
第14代OPBFスーパーウェルター級王者

1987年4月2日 - 1988年7月2日

次王者
フランシスコ・リスボア
前王者
フランシスコ・リスボア
第16代OPBFスーパーウェルター級王者

1988年12月1日 - 1991年1月(返上)

次王者
鄭栄吉