カーブノア

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カーブノア
ジャンル ローグライクゲーム
対応機種 ゲームボーイ
開発元 コナミ開発二部
発売元 コナミ
デザイナー 岩碕一男
プログラマー 岩碕一男
音楽 田坂真二
萩原善之
美術 寺田一友
人数 1人
メディア 1メガビット+64キロRAMロムカセット[1]
発売日 日本 199104191991年4月19日
その他 型式:DMG-KNJ
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カーブノア』(CAVE NOIRE)は、1991年4月19日にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)より発売されたゲームボーイ用ソフト。

概要[編集]

ダンジョン探索を題材にしたローグライクゲームコンシューマーゲームにおいてローグライクゲームの先駆けとなった作品であり、ダンジョンRPGを一般に認知させた『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』(1993年)の2年半前に登場している[2]。タイトルの「CAVE NOIRE」とはフランス語で「暗黒の洞窟」の意であり、より一般的な表記だと「カーヴ・ノワール」となる。

ゲーム内容[編集]

四つのダンジョンには、それぞれ「モンスターを規定数倒す」「ゴールドを規定数集める」「オーブ(宝玉)を規定数集める」「フェアリーを規定数助ける」といった目的が設定されている。これらの目的を達成するとダンジョンのどこかにドアが出現し、そこから脱出すればクリアとなり、次のレベルに挑戦できる。レベルが上がるごとに倒すべきモンスターや集めるアイテムの数量が多くなり、難易度が上がっていく。

ゲームシステムは一般的なローグライクゲームを非常に簡略化、単純化したものである。ダンジョン内ではプレイヤーキャラクターをはじめ、すべての敵がターン制で行動する。経験値や満腹度という概念はなく、強さや防御力、幸運度やヒットポイントといったパラメータは剣や盾、メダルや薬などのアイテムを拾う、もしくは使うことで上昇する。

設定[編集]

ストーリー[編集]

森に囲まれたカルーズの村の周囲には四つのダンジョンがある。そこでは日夜冒険者たちが己を磨くために修行に励んでいた。新米冒険者のあなたもダンジョンに挑むためにカルーズを訪れた。

ステージ構成[編集]

クエスト1
モンスターを倒すことが目的。
クエスト2
ゴールドを集めるのが目的。
クエスト3
オーブを集めるのが目的。
クエスト4
フェアリーを助けることが目的。

スタッフ[編集]

  • ゲーム・デザイン:岩碕一男
  • アーティスト:寺田一友
  • サウンド・デザイン:田坂真二、萩原善之
  • プログラム:岩碕一男
  • サブ・プログラム:後藤保
  • パッケージ・デザイン:すみだひろみ

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通29/40点[3]
ファミリーコンピュータMagazine18.9/30点[4]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.0 3.2 3.1 3.1 3.1 3.5 18.9

脚注[編集]

  1. ^ 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、159頁。 
  2. ^ GAME SIDE』Vol.20、48頁。
  3. ^ a b カーブノア まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年2月12日閲覧。
  4. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、468頁、雑誌26556-4/15。 

外部リンク[編集]