カルメン
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『カルメン』 (Carmen) は、フランスの作家プロスペル・メリメが1845年に発表した中編小説及びそこに登場する女性の名前である。
この小説では、作者がスペイン旅行をした際に出会った山賊の身の上話としてカルメンの物語が描かれている。彼はカルメンという情熱的なジプシー女に振り回されたあげく、悪事に身を染めてお尋ね者となりついには死刑となる。激しく恋に燃えるが心変わりしやすく、男にとっては危険な女というカルメンのイメージは、ジョルジュ・ビゼーのオペラ『カルメン』(1873-1874) でさらに強調して描かれることになる。竜騎兵ドン・ホセはカルメンに誘惑され、婚約者を捨てて軍隊を脱走する。しかしカルメンは闘牛士に心を移し、嫉妬に狂ったドン・ホセは匕首をもって追いかけカルメンを刺し殺すのである。
派手やかなオペラは大衆受けし、オペラのストーリーをもとに映画も数多く作られた。現在一般にカルメンのイメージとして浸透しているのは、こうしたカルメン像であろう。カルメンという名はスペインではごくありふれた女性名であるが、こうして世界中に知られるようになったことにより、「カルメン」的性格がスペイン女性の特徴のように言われたりもする。


