イイジマムシクイ

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イイジマムシクイ
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
: メボソムシクイ科 Phylloscopidae
: メボソムシクイ属 Phylloscopus
: イイジマムシクイ P. ijimae
学名
Phylloscopus ijimae
(Stejneger, 1882)
和名
イイジマムシクイ
英名
Ijima's leaf-warbler

イイジマムシクイ(飯島虫喰[2]Phylloscopus ijimae)は、メボソムシクイ科メボソムシクイ属に分類される鳥類。

分布[編集]

日本フィリピン?(ルソン島

冬季になるとフィリピンへ南下し越冬すると考えられ[3][4][5][6][7][a 1]1947年にルソン島ラマオで6羽の標本が採集されている[8]。 日本では繁殖のため夏季に伊豆諸島中之島に飛来(夏鳥)し、冬季には伊豆諸島や南西列島で発見例がある[3][4][7][8][a 1]。伊豆諸島の個体群は春季に海上から静岡県沿岸部に飛来した後に南下して伊豆諸島へ渡り、秋季に紀伊半島、四国山岳地帯、大隅半島稲尾岳では8-10月、主に9月に飛来)を経由して南西諸島へ南下していると推定されている[8]。 福岡県春日市の白水大池公園で2012年1月に発見された。

形態[編集]

全長10-12センチメートル[2][3][4][7]。翼長6-7センチメートル[a 1]。上面の羽衣は緑褐色、下面の羽衣は淡黄色[3]。頭頂を正中線上に入る筋模様(頭央線)がない[3][4][6][8][a 1]。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は細く、白や淡黄白色[4][6][a 1]。嘴基部から眼を通り後頭部にかけて暗緑褐色の筋模様(過眼線)が入る[7]。内側から5-8枚目の初列風切には、羽軸よりも外側の羽毛に切れ込み(外弁欠刻)が入る[8]。尾羽や翼は黒褐色で、羽縁は緑褐色[7]。大雨覆の先端は黄白色で[3]、静止時には帯状に見える(翼帯)[7]

上嘴は黒褐色、下嘴はピンクがかった黄色[3][7]。後肢はピンクがかった淡褐色や橙褐色[7][8]

生態[編集]

落葉広葉樹林照葉樹林、混交林などに生息する[3][4][5]

食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫クモなどを食べるが果実種子を食べることもある[5]。樹上を移動しながら獲物を捕食するが[5][6]、停空飛翔しながら獲物を捕食することもある[a 1]

繁殖形態は卵生。地表から1-3メートルの樹上に枯葉などを集めた球状の巣を作り、4-6月に1回に3-4個の卵を産む[5][6][a 1]ホトトギス托卵対象とされることもある[a 1]

人間との関係[編集]

種小名ijimae飯島魁への献名[2]

開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している[a 1]。日本では1975年に国の天然記念物に指定されている[5][7]

絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト[a 1]

Status jenv VU.png

参考文献[編集]

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  1. ^ BirdLife International (2012年), Phylloscopus ijimae, IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1 (International Union for Conservation of Nature), http://www.iucnredlist.org/details/106007728 2013年2月17日閲覧。 
  2. ^ a b c 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社2008年、205頁。
  3. ^ a b c d e f g h 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版2004年、290頁。
  4. ^ a b c d e f 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、102、205頁。
  5. ^ a b c d e f 加藤陸奥雄、沼田眞、渡辺景隆、畑正憲監修 『日本の天然記念物』、講談社、1995年、672、675頁。
  6. ^ a b c d e 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科9 鳥類III』、平凡社1986年、157頁。
  7. ^ a b c d e f g h i 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、516頁。
  8. ^ a b c d e f 『BIRDER』第25巻 3号、文一総合出版、2011年、26、36、41頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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