アンリ4世 (海防戦艦)

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Symonds and Co Collection Q22283.jpg
艦歴
発注: シェルブール造船所
起工: 1897年7月
進水: 1899年8月23日
就役: 1903年9月21日
退役:
その後:
除籍: 1920年
性能諸元
常備排水量: 8,800トン
全長: 108.0m
99m(水線長)
全幅: 22.2m
吃水: 7.0m
機関: ニクローズ式石炭専焼水管缶16基
+三段式膨張式レシプロ機関3基3軸推進
最大出力: 11,000hp
最大速力: 17.0ノット
航続距離: 10ノット/6,000海里
乗員: 460名
兵装: カネー 1893年型 27cm(40口径)単装砲2基
カネー 1893年型 14cm(45口径)単装速射砲7基
オチキス 4.7cm単装機砲12基
45cm水中魚雷発射管単装4基
装甲(ハーヴェイ・ニッケル鋼): 舷側:280~75mm
甲板:90mm(主甲板)
砲塔:300mm
司令塔:229mm(最厚部)

アンリ4世(アンリよんせい、Cuirassé Henri IV)(アンリ・キャトリエーム)は、20世紀初めのフランス海軍海防戦艦。艦名はフランス王アンリ4世(Henri IV 1553-1610)にちなんで付けられた。

概要[編集]

海防戦艦として建造された本艦だが、実際出来たのは二等戦艦と呼ぶべきもので、船体が当時の主力艦の8割程度の大きさしか無かったが、外洋航行時の安定性も良く、航続性能も10ノットで6000海里と、当時としては主力艦と互角の性能を持っていた。

艦形について[編集]

1904年に撮られた本艦
ダーダネルス海峡で右舷から撮られた本艦。

設計はエミール・ベルタンが腕を振るい、新機軸を惜しげもなく盛り込んだ本級は船としての出来もよく、見かけの奇妙さとは一転して実際の外洋航行性能は良好だった。本艦は沿岸部での行動の為に、船体の吃水を浅く取る典型的な海防戦艦の船型である。外洋航行時の凌波性を向上させるために艦首の乾舷を高くとった船首楼船体である。排水量を低く抑えるため、船体は水線部から上は極端に狭められて体積を減らし、高い艦首とは対照的に艦尾甲板は低くされていた。

高い艦首からさらに一段甲板が上がって「1896年型27cm(40口径)ライフル砲」を単装砲塔に収め1基、同甲板上に艦橋とミリタリーマスト、2本煙突の両脇には片舷1基ずつボート・クレーンが計2基配置された。船体中央部最上甲板に砲盾の付いた「1893年型14cm(45口径)速射砲」を単装砲架で1基ずつ、船首楼に舷側ケースメイト配置で2基を装備し、簡素な後部マストの背後に砲塔に収められた14cm砲が後ろ向きに1基の計7基が配置された。そこから甲板一段分下がった後部甲板上に後部主砲塔が後ろ向きに1基配置され、疑似的な背負い式配置となっていた。


艦歴[編集]

シェルブール造船所で1897年7月に起工し、1899年8月23日に進水、1903年9月21日に竣工した。

1920年に除籍された。

参考図書[編集]

  • 世界の艦船 増刊第38集 フランス戦艦史」(海人社
  • 「Conway All The World's Fightingships 1860-1905」(Conway)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1906–1921」(Conway)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]