アメリケーヌ・ソース

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アメリケーヌ・ソース(またはソース・アメリケーヌ)(Sauce Américaine)は、フランス料理ソースの一種である。エビの殻を炒めることで、赤い色素が出た、オレンジ色のソース。甲殻類独特の甘味とコクが堪能できる。

名称[編集]

フランス語で「アメリカ風」を意味する a l'américaine からの派生である。

調理法[編集]

オマール海老の殻と香味野菜を炒め、フュメ・ド・ポアソン(魚の出汁)を加えて煮詰めて、漉し、エビミソを加える。これを再び煮詰めて、生クリームでのばす。

オマール海老の代わりや、追加としてカニなど他の甲殻類の殻を加えることもある。

逸話[編集]

アメリケーヌ・ソース誕生の逸話として、次の話が伝えられている[1]

1870年代、パリの「ピーターズ(Peter's)」と言うレストランで働いている料理人ピエール・フレス(Pierre Fraisse)は、かつてはアメリカのシカゴのレストランで働いていたことがあった。
ある夜遅く、アメリカ時代の友人達がフレスを訪れ、食事を頼んだ。フレスは、あり合わせの材料を使ってオマール海老の料理を作った。
この時に作ったフレスの料理は好評で、料理の名を問われて、フレスがとっさに答えた名前が「オマール海老のアメリカ風(écrevisse de mer a l'américaine)」。
この料理のソースが、アメリケーヌ・ソースと呼ばれるようになった。

また、命名には、フランスのブルターニュ地方の旧称である「アルメリケヌ」から取ったと言う説もある。

脚注[編集]

  1. ^ ドダン・ブーファンのポトフ:アメリケーヌ・ソース/ソース・アメリケーヌより