アテン群

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アテン群の軌道(緑色)。地球(青色の天体)の軌道に接している

アテン群(アテンぐん)またはアテン型小惑星(アテンがたしょうわくせい、Aten asteroid)とは、地球近傍小惑星の分類の一つで、1976年にこのグループで最初に発見された小惑星 (2062) アテンから名づけられた。軌道長半径が1天文単位より小さいことにより定義される。ただし離心率が高い軌道もありうるため、これは必ずしも、軌道の全てが地球の軌道の内部にあることを意味しない。実際に現在知られているほとんど全てのアテン群小惑星の遠日点は1天文単位よりも大きい。遠日点が0.983AU未満の物はアティラ群 (Atira asteroid) と呼ばれる別の分類に属する。

2008年までに発見された、軌道長半径が最も小さい小惑星は 2004 JG6 (0.635 AU)で、次に小さいのが (66391) 1999 KW4 (0.642 AU) である。

また、2007年までに発見されたアテン群の小惑星で近日点が最も太陽に近いのは (137924) 2000 BD19 (0.0920 AU) だが、アポロ群の 2005 HC4はさらに内側 (0.0713 AU) まで入り込む。

2004年の暮れ、2004 MN4(翌年に (99942) アポフィスと命名された)という小惑星が2029年に地球に衝突する可能性があると報じられた。その後の観測で衝突の危険性はほとんどないと分かった。2036年にも衝突すす可能性はまだ少し残っていたが、2013年の観測でその可能性もなくなった。

2006年に発見された2006 RH120は、2006年9月から2007年6月の間、地球の周囲を3回公転し、一時的な地球の衛星となっていたことが分かった。

2011年2月4日2011 CQ1という小惑星が地球表面からわずか5480kmまで最接近した。あまりにも近づきすぎたため、軌道が60°も折れ曲がり、アポロ群からアテン群へと変化した。

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