2012 DA14
| 本来の表記は「2012 DA14」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。 |
| 2012 DA14 | |
|---|---|
|
レーダーによる2012 DA14の連続写真。
|
|
| 仮符号・別名 | 2012 DA14 |
| 視等級 (V) | 最大7.2等級 |
| 分類 | 地球近傍小惑星 |
| 軌道の種類 | アテン群 地球横断小惑星 |
| 軌道要素と性質 元期:TDB 2456400.5 (2013年4月18.0日) |
|
| 軌道長半径 (a) | 0.91032272(9) AU[1] |
| 近日点距離 (q) | 0.8289390(2) AU[1] |
| 遠日点距離 (Q) | 0.9917065(1) AU[1] |
| 離心率 (e) | 0.0894010(1)[1] |
| 公転周期 (P) | 317.24260(5) 日[1] (0.87 年[1]) |
| 軌道傾斜角 (i) | 11.6080775(7) 度[1] |
| 近日点引数 (ω) | 195.53460(3) 度[1] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 146.9957744(1) 度[1] |
| 平均近点角 (M) | 231.09798(3) 度[1] |
| 次回近日点通過 | JED 2456514.09226(9)[1] (2013年8月9日[1]) |
| 物理的性質 | |
| 直径 | 45 m[2] |
| 質量 | 1.3 × 108 kg[2] |
| 自転周期 | 9時間 |
| スペクトル分類 | L型小惑星 |
| 絶対等級 (H) | 24.357 ± 0.39989[1] |
| 発見 | |
| 発見日 | 2012年2月23日 |
| 発見者 | ラサグラ天文台 |
| ■Project ■Template | |
2012 DA14は、アテン群に属する地球近傍小惑星の1つである。2012年2月23日にスペインのラサグラ天文台で発見された[3]。
目次 |
軌道の性質 [編集]
2012 DA14は地球軌道よりわずかに内側の、ほぼ円軌道の上にあり、遠日点距離は地球軌道と同等である。公転周期は317日である[1]。ただしこれは後述する2013年の地球最接近後の値であり、接近前は368日の公転周期で公転していた。これは、地球にあまりにも近づくために地球の重力で軌道が変化するためである。
2013年の接近 [編集]
世界時2013年2月15日19時25分(日本時間16日4時25分)、2012 DA14は月周回軌道の内側に入り込み地球に最接近した。最接近距離は地球の表面から2万7700kmであった[4]。この規模の小惑星が今回ほど接近するのは40年に1度程度と推測される出来事である[5]。人工衛星の静止軌道よりも内側に入るが、静止軌道自体も地球とは充分離れており、地球に衝突する可能性は非常に低いと考えられており、実際地球そのものには全く影響は無かった[3][6]。
日本では明け方の空に7.2等級の明るさで見えたため、肉眼で見るのは不可能であったが、手軽な観測機器があれば観測可能であった。しかし、移動速度が1度あたり1分、満月を30秒で横切る程度の早さであるため、視野にとらえるには事前の準備が必要であった[5]。
接近がかなり以前から分かっており、極めて地球に接近するあまり例のない事例のため、多数の天文台が2012 DA14を観測した。レーダーによる観測の結果、2012 DA14はやや細長い形状をしており、約9時間で自転していること、L型小惑星であることが分かった。2012 DA14はこれ以降も地球に最接近する。
| 元期 | 軌道長半径 | 近日点距離 | 遠日点距離 | 離心率 | 公転周期 | 軌道傾斜角 | 近日点引数 | 昇交点黄経 | 平均近点角 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AU | 日 | 度 | |||||||
| 2012年9月30日 | 1.001 | 0.8935 | 1.110 | 0.1081 | 366.2 | 10.33 | 271.0 | 147.2 | 299.9 |
| 2013年4月18日 | 0.910 | 0.8289 | 0.992 | 0.0894 | 317.2 | 11.60 | 195.5 | 146.9 | 231.0 |
衝突時の影響 [編集]
2012 DA14の直径は45m、質量は13万トンと推定されており、2110年2月16日に100億分の1以下で衝突する可能性がある。トリノスケールは0、パレルモスケールで-10.0である。仮に衝突したとすれば、衝突速度は12.72km/s、エネルギーは2.4メガトンになると推定されており[2]、東京都の面積の半分に当たる1,200平方キロメートルが吹き飛ぶと考えられていた[4]。しかし、仮に衝突したとしても、衝突地点は南極地域であると推定され、海に落ちて津波が発生してもそれほど大きくはならないと考えられていた[3]。
その他 [編集]
2012 DA14の最接近のわずか約16時間前にロシアに隕石が落下したが、隕石の落下方向と2012 DA14の軌道は異なるため、両者に関係はなく、時間が近いのは単なる偶然と考えられている。
関連項目 [編集]
出典 [編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n (2012 DA14) JPL Small-Body Database Browser
- ^ a b c 2012 DA14 Earth Impact Risk Summary Near Earth Object Program
- ^ a b c 接近中の小惑星、衛星に衝突の可能性も - ナショナルジオグラフィック ニュース
- ^ a b 小惑星は無事通過 直径45メートル、史上最接近 地球に影響なし 産経新聞 2013.2.16 08:55
- ^ a b 16日夜明け前に小惑星が地球に大接近 アマチュア機器でも観測可能 AstroArts
- ^ Asteroid 2012 DA14 – Earth Flyby Reality Check NASA