「おーしゃんうえすと」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
10行目: | 10行目: | ||
|建造所= [[佐伯重工業]] |
|建造所= [[佐伯重工業]] |
||
|母港= [[福岡県]][[北九州市]] |
|母港= [[福岡県]][[北九州市]] |
||
|姉妹船= [[おーしゃんいーすと]]<ref name=ME1709">{{cite journal | title = 日本の物流大動脈に大型フェリー同型船4隻就航 - 燃費20%以上削減を実現 | author = 辰巳順|journal = マリンエンジニアリング |volume = 52 |issue = 2 | date = 2017-09-01 | pages = 631-635 | publisher = 日本マリンエンジニアリング学会 | url = https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime/52/5/52_631/_article/-char/ja/| accessdate = 2018-09-27}}</ref> |
|||
|姉妹船= [[おーしゃんいーすと]] |
|||
|建造費= |
|建造費= |
||
|船級= |
|船級= |
||
43行目: | 43行目: | ||
|排水量= |
|排水量= |
||
|長さ= |
|長さ= |
||
|全長= 166.0 m |
|全長= 166.0 m<ref name=ME1709"/> |
||
|登録長= |
|登録長= |
||
|垂線間長=155.0 m |
|垂線間長=155.0 m<ref name=ME1709"/> |
||
|幅= |
|幅= |
||
|型幅=25.0 m |
|型幅=25.0 m<ref name=ME1709"/> |
||
|全幅= |
|全幅= |
||
|深さ= |
|深さ= |
||
|登録深さ= |
|登録深さ= |
||
|型深さ= |
|型深さ=8.40 m<ref name=ME1709"/> |
||
|高さ= |
|高さ= |
||
|喫水= |
|喫水= |
||
58行目: | 58行目: | ||
|推進= |
|推進= |
||
|機関= [[ディーゼル]] |
|機関= [[ディーゼル]] |
||
|主機= DU SEMT-Pielstick 8PC40L 2基<ref name=ME1709"/> |
|||
|主機= |
|||
|出力= 28,800ps |
|出力= 28,800ps |
||
|最大出力= |
|最大出力= |
||
65行目: | 65行目: | ||
|速力= |
|速力= |
||
|最大速力= 25.5ノット |
|最大速力= 25.5ノット |
||
|航海速力= 21.5ノット |
|航海速力= 21.5ノット<ref name=ME1709"/> |
||
|航続距離= |
|航続距離= |
||
|潜航深度= |
|潜航深度= |
2018年9月28日 (金) 10:46時点における版
おーしゃんうえすと | |
---|---|
新門司港に停泊中の「おーしゃんうえすと」 | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 |
オーシャン東九フェリー(1996-2008) オーシャントランス(2008-2016) |
運用者 |
オーシャン東九フェリー(1996-2008) オーシャントランス(2008-2016) |
建造所 | 佐伯重工業 |
母港 | 福岡県北九州市 |
姉妹船 | おーしゃんいーすと[1] |
信号符字 | JDFJ |
IMO番号 | 9000900 |
MMSI番号 | 431601219 |
改名 | GOLDEN BIRD 8(2016-) |
経歴 | |
進水 | 1990年 |
竣工 | 1990年10月 |
就航 | 1991年9月22日 |
運航終了 | 2016年6月11日 |
引退 | 2016年6月11日 |
現況 | 引退 |
要目 | |
総トン数 | 11,523トン |
載貨重量 | 4,036MT |
全長 | 166.0 m[1] |
垂線間長 | 155.0 m[1] |
型幅 | 25.0 m[1] |
型深さ | 8.40 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | DU SEMT-Pielstick 8PC40L 2基[1] |
出力 | 28,800ps |
最大速力 | 25.5ノット |
航海速力 | 21.5ノット[1] |
旅客定員 | 401名 |
車両搭載数 | 12mトレーラー101台または8トントラック27台、乗用車75台 |
おーしゃんうえすとは、オーシャントランスが運航するフェリー。
概要
旧オーシャンフェリー時代の船舶「第十一伊豆」に代わり東京港 - 徳島港 - 新門司港(北九州市)航路に1991年に就航。1996年から2015年まで設備の多い当船と同型船おーしゃんいーすとを「スタンダードフェリー」、合理化型のおーしゃんさうす・おーしゃんのーすを「カジュアルフェリー」として、船型を交互に変えて運航していた。
2013年10月16日に新造船投入が発表され、2016年5月にフェリーしまんとが就航したのに伴い、本船は同年6月11日の新門司港到着をもって引退し、スタンダードフェリーのサービスを終了した。なお、6月9日の東京港発の最終便は無人航送で運航された。
航路
オーシャン東九フェリー
船内
- 5階・B甲板
- エントランスホール
- 売店・案内所
- ロッカー
- 自動販売機コーナー「スナックコーナー」
- レストラン(2008年よりフードスクエアとしてイートインスペース利用、また一部時間帯に「うどんコーナー」のサービス名でうどんを中心とした軽食の提供に簡略化。)
- 2等室(8室・和室 8名×4室、27名×2室、18名×2室)
- ドライバーズルーム(10名1室・洋室)
- 1等洋室(2名・2室)
- 1等和室(3名・2室)
- ラウンジ
- 6階・A甲板
- ロビー・TVコーナー
- ゲームルーム
- 麻雀ルーム
- 展望風呂
- ミーティングルーム(2等室・29名)
- 自動販売機コーナー
- 1等洋室(5名・16室)
- 1等和室(5名・2室)
- 1等浴室
- 特等洋室(2名×2室)
7階・航海甲板
- 特等洋室(2名×4室)
- イベントホール(2等室・128名)
事故・インシデント
貨物船との衝突
1992年7月8日、4時9分ごろ、徳島港から東京港へ向かっていた本船は、浦賀水道航路を北航中、東京湾海上交通センターの東方3,280mの航路屈曲部で、同航路を同じく北航していた貨物船第八泊洋丸と衝突した。本船の左舷船尾部に第八泊洋丸の船首が後方から46度の角度で衝突し、本船は左舷後部、第八泊洋丸は右舷船首部の外板に凹損を生じた。事故原因は、航路屈曲部で左転した本船が、左舷側を並航する第八泊洋丸と衝突の恐れが生じた際に注意喚起信号を行わず、衝突回避措置をとらなかったこと、第八泊洋丸が動静監視不十分で、衝突回避措置をとらなかったこと、とされた[2]。
作業船との衝突
2003年2月5日、9時16分ごろ、新門司港から徳島港へ向かっていた本船は、徳島港に通じる掘り下げ水路で水質調査を行っていた作業船幸進丸と衝突した。本船の左舷船尾に幸進丸の右舷船尾が後方から20度の角度で衝突し、本船は左舷船尾の外板に擦過傷、幸進丸は右舷のブルワークに亀裂を生じた。事故原因は、雑種船である幸進丸が本船の進路を避けなかったことで発生したが、本船が衝突回避措置をとらなかったことも一因とされた[3]。
脚注
- ^ a b c d e f g 辰巳順 (2017-09-01). “日本の物流大動脈に大型フェリー同型船4隻就航 - 燃費20%以上削減を実現”. マリンエンジニアリング (日本マリンエンジニアリング学会) 52 (2): 631-635 2018年9月27日閲覧。.
- ^
高等海難審判庁 (31 January 1996). 平成6年第二審第38号 旅客船おーしゃんうえすと貨物船第八泊洋丸衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会.
{{cite report}}
:|access-date=
を指定する場合、|url=
も指定してください。 (説明);|format=
を指定する場合、|url=
も指定してください。 (説明) - ^ 神戸地方海難審判庁 (27 August 2004). 平成15年神審第109号 旅客船おーしゃんうえすと作業船幸進丸衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年3月18日閲覧。
外部リンク
- フェリー船のご案内 スタンダードフェリー - オーシャン東九フェリー
- MarineTraffic.com - OCEAN WEST - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示