関西テレメッセージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
関西テレメッセージ株式会社

KANSAI TELE MESSAGE
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 テレメッセージ、関テレ
本社所在地 大阪市中央区伏見町
設立 1986年12月26日
業種 電気通信業
事業内容 ポケットベル
代表者 社長 原豊明
特記事項:ポケベル事業を1999年12月1日NTTドコモ関西へ譲渡後、会社清算
テンプレートを表示

関西テレメッセージ(かんさいテレメッセージ)は、かつて1980年代後半から1990年代にかけて滋賀県京都府・大阪府・奈良県兵庫県和歌山県をサービスエリアとしてポケットベルなどの事業を行っていた企業。本社は大阪市中央区伏見町にあった。

概要[編集]

当時は関テレ[1]の通称で知られ、1990年代中盤の女子高生を話題の中心とする爆発的なポケベル人気の中でNTTドコモと並んで加入者を急増させたが、その後ポケベル人気の中核をなしていた高校生から20代前半の若者らが携帯電話PHSに急速に移行したことから基地局などの通信設備が過剰となり、その減価償却などに苦しむこととなった。

ポケベルによるバーチャルアパート友鈴荘なるものも展開させたが時代には勝てなかった。 1999年の会社の特別清算を発表後、NTTドコモ関西が事業を引き継ぎ、会社を清算している。

マスコットは「でんぱくん」。 ちなみに公式ホームページ(http://www.ktm.co.jp/)跡地は現在有限会社寿精工のホームページになっている。

沿革[編集]

通信端末[編集]

詳細はテレメッセージ内の通信端末を参照のこと。

主なキャンペーン[編集]

  • バーチャルアパート友鈴荘
  • でんぱくんプラザ (景品はでんぱくんのオリジナルタオル、松雪泰子テレカなど)

宣伝活動など[編集]

イメージキャラクター[編集]

関連会社[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 関西テレビ放送とは無関係。
  2. ^ 「移動体通信の新会社KTM〈関西テレメッセージ〉が発足 無線呼び出しサービス主力 関西電力など参加」『電波新聞』1986年10月24日第21面
  3. ^ 「10月から“ポケベル”開始 関西テレメッセージ許可申請」『電波新聞』1987年1月7日第2面
  4. ^ a b 「関西、北海道の二社にポケベルの事業許可 郵政省」『電波新聞』1987年4月25日第2面
  5. ^ 「ポケットベルサービス会社 新規参入相次ぐ」『電波新聞』1987年4月27日第4面
  6. ^ 「郵政省が30日に 無線呼出サービス認可へ 東京、関西のポケベル二社」『電波新聞』1987年6月27日第2面
  7. ^ 「ポケットベル普及へ快調」『電波新聞』1990年1月22日第4面
  8. ^ a b 平成12年2月9日官報第2805号 会社その他の公告 解散公告(第一回)

関連項目[編集]