コンテンツにスキップ

遠州三山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

遠州三山(えんしゅうさんざん)は、静岡県袋井市にある3つの寺院のこと。旧遠江国(遠州)の三古刹を意味する。

法多山尊永寺高野山真言宗
静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院。寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られている。本尊は聖観音(正観世音菩薩、厄除観世音)。厄除け観音として知られ、厄除だんごが名物となっている。
萬松山可睡斎曹洞宗
静岡県袋井市久能にある曹洞宗の仏教寺院山号は萬松山(ばんしょうざん)。本尊聖観音(しょうかんのん)。寺紋は丸に三つ葵である。江戸時代には「東海大僧録」として三河国遠江国駿河国伊豆国の曹洞宗寺院を支配下に収め、関三刹と同等の権威を持った。
医王山油山寺真言宗智山派
静岡県袋井市村松にある真言宗智山派の寺院。遠州三山の1つ。山号は医王山。本尊は薬師如来紅葉の名所として知られる。

参考文献

[編集]
  • 鵜飼秀徳お寺の日本地図 名刹古刹でめぐる47都道府県』文藝春秋〈文春新書〉、2021年、88頁。ISBN 978-4166613090https://books.google.co.jp/books?id=oUEqEAAAQBAJ&pg=PT88#v=onepage&q&f=false2022年2月8日閲覧 

外部リンク

[編集]