貫啓二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

貫 啓二(ぬき けいじ、1971年1月27日 - )は、日本実業家。株式会社串カツ田中ホールディングス創業者、同社代表取締役会長

人物・来歴[編集]

大阪府三島郡島本町生まれ。父は宮崎県延岡市出身で、仕事がなく家族で大阪に来た町工場金型職人中小企業の町工場では生活は安定せず、両親は子供には大学に進学して大企業に入ることを希望し、母は教育熱心だった。兄は警察官になった[1][2]

1989年大阪府立島本高等学校卒業後、トヨタ輸送に入社。1998年大阪でショットバーを開業。2002年にケージーグラッシーズ(現・串カツ田中ホールディングス)を設立し、同社代表取締役社長に就任。大阪で2店のデザイナーズレストラン東京で1店の京懐石料理店を運営していた[3][4][5]

しかし、リーマン・ショックで経営危機に陥り、「どうせ倒産するなら」と、2008年に世田谷区住宅街雑居ビルで串カツ田中1号店を開業。フランチャイズでの展開を進め、2016年に東京証券取引所マザーズに上場[3][4][5][6]。2019年には東京証券取引所市場第一部への市場変更を果たした[7]。その後、2022年に「自分は300店舗を達成した。これ以上大きくするにはM&Aを進めていく必要もあるし、財務の知識が豊富な坂本さんのほうが適任だ」として、CFO(最高財務責任者)としてスカウトした坂本壽男を2代目社長に指名。自身は会長となり、現在に至る。

脚注[編集]

外部リンク[編集]