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貫井川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貫井川
水系 一級水系 荒川
水源 東京都練馬区下石神井付近
流域 東京都練馬区
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貫井川(貫井川)は、東京都練馬区を流れる河川

概要[編集]

石神井川の支流。全域が練馬区内で完結する廃河川。 90年代までは蓋付のコンクリート水路の痕跡が存在していた。 2000年代以降は、ほぼ全域が暗渠化されている。大半が水路敷と表記された遊歩道の形で痕跡を残している。

源流 [編集]

下石神井五丁目・上石神井三丁目境界の井草通りの石神井消防署北付近を源流としている。(35.7298800, 139.6014543)付近が貫井川の起点跡として、1990年代までコンクリート蓋の側溝路地として存在していたが、2000年代前半に路地が封鎖され、南側マンション建設による土地整理で痕跡はほぼ無くなっている。

流路[編集]

源流から東に流れ、現在集合住宅の敷地北側境界を東進の後に石神井消防署宿舎付近を南下。新青梅街道一旦合流し再度東進。 新青梅街道歩道橋の東側より北上する。 下石神井小学校の南側を流れ、学校東側では街路の段差として痕跡を残す。流路は更に北上し、現状河川のあった経路跡は遊歩道として整理されている。 下石神井での沿川には栄湯などの銭湯などもあったが、2016年に廃業している。 旧早稲田通りを下石神井一丁目バス停〜喜楽沼バス停間を南田中へ到達。東から北へ伸びる遊歩道として、やまびこ児童遊園の東側に至り流路の形跡を明確に残す。そのまま住宅街に進路を伸ばし、現在の南が丘中学校の校庭付近を流れていたが、学校の区画整備により流路変更される。最終的に同校の西側〜南側敷地の境界が流路となり、現在はそのまま路地として形を残す。 河川は笹目通り環八通りの交差点付近を流れていた。 現状、環八通りにより河川は分断されている。 暗渠はさらに東進し、住宅街の中を遊歩道に姿を変えて経路の痕跡を残しつつ、石神井東小学校の南側を北上。 西武池袋線練馬高野台駅富士見台駅間の高架線を交差すると、都営練馬富士見台3丁目アパートの東側を北上。環八により分断されるも、環八北側の流路は遊歩道の形で再度環八へ接続する形で接触。側道の様に見えるが流路形状を沿う形で整備されている。 経路を第四商業高等学校を中心とした円を描くように東側に経路を変えたのちに、貫井 3丁目の境界線をなぞる様に南下。練馬区立貫井福祉園付近から東進し、貫井中学校南側を抜けた後に北上。 目白通りを越え、向山四丁目にて石神井川に合流する。貫井川緑道などに整備されている部分は2020年まであった。

流域[編集]

  • 上石神井
  • 下石神井
  • 南田中
  • 富士見台
  • 貫井
  • 向山

脚注[編集]


関連項目[編集]