聞こえるものについて
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『聞こえるものについて』(希: Περὶ ακουστῶν、羅: De audibilibus、英: On Things Heard)とは、アリストテレス名義の自然学短篇著作の1つであり、『小品集』を構成する9篇の内の1つ。アリストテレスの作品ではなく、ペリパトス派(逍遙学派)の後輩たちの作品と見られている[1]。
構成
[編集]以下の15節(段落)に分けることができる[2]。
- (1) 音声の発生。物体と物体、物体と空気の衝突によって起きる。
- (2) 声の種々の相。それが起こる原因。
- (3) 声と肺の関係。発声の学理。
- (4) 気管の状態が声と関係する。
- (5) 変声の原因。
- (6) 音声と聴覚。
- (7) 音声の明瞭・不明瞭の原因。
- (8) 音声の浸透性。
- (9) 笛その他の楽器の音。
- (10) 角の音。
- (11) 焼かれた角の場合。
- (12) 笛の簧(した)の効用。
- (13) 強い音について。
- (14) 音声の種々相が生じる諸要因。粗い声、薄い声、鋭い声、崩れた声の原因。
- (15) どもりについて。
内容
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
日本語訳
[編集]- 『アリストテレス全集10』 岩波書店、1969年
脚注・出典
[編集]関連項目
[編集]- 『小品集』