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白山下駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白山下駅
駅舎(1992年8月)
はくさんした
Hakusanshita
三ツ屋野 (1.5 km)
地図
所在地 石川県白山市河原山町ニ20-3[1][2]
北緯36度18分32.9秒 東経136度38分30.7秒 / 北緯36.309139度 東経136.641861度 / 36.309139; 136.641861座標: 北緯36度18分32.9秒 東経136度38分30.7秒 / 北緯36.309139度 東経136.641861度 / 36.309139; 136.641861
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 金名線
キロ程 16.8 km(加賀一の宮起点)
野町から32.7 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
92人/日
-1984年-
開業年月日 1926年大正15年)2月1日[1][3]
廃止年月日 1987年昭和62年)4月29日[1][4]
備考 路線廃止に伴う廃駅
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白山下駅(はくさんしたえき)は、かつて石川県石川郡鳥越村河原山(現在の白山市河原山町)にあった、北陸鉄道金名線で同線の終着駅である[5][6]1987年(昭和62年)、金名線の廃止に伴い廃駅となった[5]

歴史

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駅構造

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ホーム側(白山下駅)

駅舎に面した単式ホーム1面1線[9]機回しが可能な側線1本を有していた[10]

1984年の金名線休止時までは白山麓へのバスとの中継点として[7]登山シーズンには大勢の白山登山客で賑わっていたが[5]、その後は衰退の一途をたどり、ここを起終点とするバス路線もなくなった。

利用状況

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1984年(昭和59年)当時の乗降客数は、1日平均92人であった[7]

現状

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駅舎・ホームは金名線廃止後も残され、路線バス乗務員の夜間滞泊に使われていたが、路線延長を機に無人状態となっていた。線路跡は自転車道石川県道302号手取川自転車道線(手取キャニオンロード)が整備された[1][11]。また、駅舎は2008年には旧駅舎が取り壊され[1]2009年に旧白山下駅を再現した無料休憩所「サイクルステーション白山下」(団体やマスメディアによって表記ゆれあり)として開業した[5][6]

2021年10月には、地元住民の女性が「サイクルステーション白山下」内にカフェ「かあちゃんの駅カフェ」を開設した[5][6]日曜日限定の営業で[6]、降雪期(12月から3月まで)と田植えの4月は休業となる[6]

隣の駅

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北陸鉄道
金名線
三ツ屋野駅 - 白山下駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 安田・松本 2017, p. 48.
  2. ^ サイクルステーション白山下”. うらら白山人. 白山市観光連盟. 2024年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月17日閲覧。
  3. ^ a b 朝日 2011, p. 18.
  4. ^ a b 朝日 2011, p. 19.
  5. ^ a b c d e f 「白山下」に母ちゃんカフェ 旧金名線終着駅 地元女性有志が企画 10月から月1回程度」『北國新聞』2021年9月27日。オリジナルの2021年9月27日時点におけるアーカイブ。2022年1月5日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 元気かあちゃん 憩いの場 白山下駅跡に日曜営業カフェ」『北陸中日新聞Web』2021年11月29日。オリジナルの2021年11月29日時点におけるアーカイブ。2022年1月5日閲覧。
  7. ^ a b c d e RM LIBRARY 231 北陸鉄道金名線(寺田裕一・著 ネコ・パブリッシング 2018年11月1日初版)p.36 - 37
  8. ^ a b 朝日 2011, p. 25.
  9. ^ 安田・松本 2017, p. 49.
  10. ^ 安田・松本 2017, p. 50-51.
  11. ^ いしかわ大百科 ふるさと探訪シリーズ・わが街こころの風景⑤『山ろくの玄関口・鶴来 ~白山市~』”. テレビ金沢 (2009年7月12日). 2022年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月5日閲覧。

参考文献

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  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年11月2日。 
  • 安田就視・松本典久『DJ鉄ぶらブックス 021 昭和の終着駅 北陸・信越編』交通新聞社、2017年6月7日。ISBN 978-4-330-78617-9 

関連項目

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外部リンク

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