畑中建人

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畑中 建人
基本情報
通称 プリンス
階級 フライ級
身長 165cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1998-05-11) 1998年5月11日(25歳)
出身地 愛知県名古屋市[1]
家族 畑中清詞(父)
スタイル オーソドックス[2]
プロボクシング戦績
総試合数 15
勝ち 15
KO勝ち 10
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畑中 建人(はたなか けんと、1998年5月11日 - )は、日本プロボクサー愛知県名古屋市出身。SOUL BOX畑中ボクシングジム所属。トレーナーは石原英康。現WBOアジアパシフィックフライ級王者。

人物[編集]

父は元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞[3]

中学2年からボクシングを始めて[4]中京高校に進学[5]

2022年、結婚[6]

来歴[編集]

2016年11月27日にあいおいホールで村上貴秋とスーパーフライ級4回戦を戦い、1回1分43秒TKO勝ちを収めてデビュー戦を白星で飾った[7][8]

その後5連勝して2018年9月24日に武田テバオーシャンアリーナでアプリリャント・ルマーパサルとWBC世界フライ級ユース王座決定戦を行い、5回1分56秒TKO勝ちを収め世界ユース王座獲得に成功した[9][10]

2019年3月16日、岐阜メモリアルセンター「で愛ドーム」でソンセン・ポーヤムと初防衛戦を行い、8回1分44秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[11]

2019年7月20日、刈谷市あいおいホールでトマス・トペ・フレクとノンタイトルマッチを行い、1回2分11秒KO勝ちを収めた[12]

その1ヶ月後の2019年8月24日、武田テバオーシャンアリーナでWBC世界ライトフライ級10位のジェイセバー・アブシードと対戦、試合はダウンの応酬となり、連続KOはストップしたが10回3-0(95-93、96-93、96-92)で判定勝ちを収めた[13]

2020年2月11日、刈谷市産業振興センターでローランド・ジョイ・ビエンディーマを相手にユース王座の防衛戦を行い、2週間前に左肋骨を痛めた状態であったが10回3-0(99-90×2,98-91)で判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[14]

2021年9月5日、ふじさんめっせで須藤大介と対戦し、8回3-0(78-74 79-73×2)で判定勝ちを収めた[15]

2022年12月11日、武田テバオーシャンアリーナで1年3ヶ月ぶりの再起戦として浅海勝太と対戦し、8回3-0(77-75×3)の判定勝ちを収めた。

2023年5月21日、パロマ瑞穂アリーナタイフライ級3位のチャワドン・ムアンスックと対戦し、3回1分24秒KO勝ちを収めた。

2023年9月9日、名古屋国際会議場イベントホールでWBOアジアパシフィックフライ級3位の宝珠山晃とWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(114-113、115-112×2)で判定勝ちを収め、王座を獲得した。

戦績[編集]

  • プロボクシング - 15戦15勝(10KO)無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2016年11月27日 勝利 1R 1:43 TKO 村上貴秋(結花) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2016年12月31日 勝利 2R 1:03 TKO 浅原幸裕(斉藤) 日本の旗 日本
3 2017年5月20日 勝利 3R 1:27 TKO ワチャラポン・シットサイトーン タイ王国の旗 タイ
4 2017年9月3日 勝利 4R 2:25 TKO チャンチャイ・サイトーンジム タイ王国の旗 タイ
5 2018年3月31日 勝利 5R 2:15 TKO 松井謙太(三河) 日本の旗 日本
6 2018年5月20日 勝利 3R 0:40 TKO ピチェート・チアナーワー タイ王国の旗 タイ
7 2018年9月24日 勝利 5R 1:56 TKO アプリリャント・ルマーパサル インドネシアの旗 インドネシア WBC世界フライ級ユース王座決定戦
8 2019年3月16日 勝利 8R 1:44 TKO ソンセン・ポーヤム タイ王国の旗 タイ WBC世界ユース王座防衛1
9 2019年7月20日 勝利 1R 2:11 KO トマス・トペ・フレク インドネシアの旗 インドネシア
10 2019年8月24日 勝利 10R 判定3-0 ジェイセバー・アブシード フィリピンの旗 フィリピン
11 2020年2月11日 勝利 10R 判定3-0 ローランド・ジェイ・ビエンディーマ フィリピンの旗 フィリピン WBC世界ユース王座防衛2
12 2021年9月5日 勝利 8R 判定3-0 須藤大介(三迫 日本の旗 日本
13 2022年12月11日 勝利 8R 判定3-0 浅海勝太(ハラダ 日本の旗 日本
14 2023年5月21日 勝利 3R 1:24 KO チャワドン・ムアンスック タイ王国の旗 タイ
15 2023年9月9日 勝利 12R 判定3-0 宝珠山晃(三迫) 日本の旗 日本 WBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦
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獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 畑中建人選手(中京高3)がプロボクサーに【清詞会長と親子鷹で】 東濃ニュース 土岐市・瑞浪市版 2016年10月12日
  2. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】フライ級 (50.80 kg以下) BOXINGアンテナ
  3. ^ 元世界王者の父持つ畑中建人が初戴冠 7戦7勝7KO「うれしいです」 デイリースポーツ 2018年9月24日
  4. ^ 親子2代での世界王者狙う ボクシングの畑中 産経フォト 2016年10月14日
  5. ^ 急増する親子ボクサー。2世たちの奮闘に注目。~辰吉、畑中、平仲……闘う遺伝子~ NumberWeb 2015年6月28日
  6. ^ 【ボクシング】元世界王者・畑中清詞会長のジュニア建人が14連勝で結婚明かし「強い父親に」”. 日刊スポーツ (2023年5月21日). 2024年2月25日閲覧。
  7. ^ 元世界王者の長男、畑中建人が初回TKOプロデビュー Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月28日
  8. ^ 2016年11月試合結果 日本ボクシングコミッション
  9. ^ 畑中ジュニアが7連続KO勝ち WBCユース王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月24日
  10. ^ 畑中Jrデビュー7連続KO 父子世界王者へ通過点 日刊スポーツ 2018年9月25日
  11. ^ 畑中建人が8連続KO勝ち WBCユース王座防衛 Boxing News(ボクシングニュース)2019年3月16日
  12. ^ 中部期待の水野拓哉、畑中建人、竹嶋宏心が勝利 Boxing News(ボクシングニュース)2019年7月20日
  13. ^ 畑中建人ダウン応酬制す WBC11位に判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2019年8月24日
  14. ^ “プリンス”畑中建人がWBCユース・フライ級V2 年内に日本、東洋太平洋タイトル目指す Boxing News(ボクシングニュース)2020年2月12日
  15. ^ “2世ボクサー”日本フライ級2位の畑中建人は判定勝ち 富士市の前座から Boxing News(ボクシングニュース)2021年9月6日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
加納陸
WBOアジア太平洋フライ級王者

2023年9月9日 - 現在

次王者
N/A