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'''渡辺 武次郎'''(わたなべ たけじろう、[[1894年]](明治27年)[[10月20日]] - [[1997年]](平成9年)[[12月4日]])は[[日本]]の[[実業家]]。[[三菱地所]]の社長や会長を22年間務め、三菱地所[[中興の祖]]と呼ばれた<ref>1997/12/05, 日経産業新聞</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==
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[[岡山県]][[矢掛町]]出身。1918年[[東京高等商業学校]](のちの[[一橋大学]])を卒業し、[[三菱合資会社]]入社。1937年[[三菱地所]]に転籍し、経理部長、取締役、常任監査役等を務めた。1952年から1969年まで三菱地所社長、1969年から1974年まで三菱地所会長。[[財閥解体]]で分離されていた[[丸の内]]の土地・建物を一体化し、1959年には「丸ノ内総合改造計画」を策定し丸の内の[[再開発]]を進めた<ref>1997/12/05, 日本経済新聞、1997/12/05, 日経産業新聞</ref>。また1964年から[[日本ビルヂング協会連合会]]会長を務めたほか、[[日本ハワイ経済協議会]]代表世話人、在日[[西サモア]]国[[名誉総領事]]等も務めた。1973年[[勲一等瑞宝章]]受章。矢掛町名誉町民。

1937年三菱地所に転籍し、経理部長、取締役、常任監査役等を経て、1952年から1969年まで社長、1969年から1974年まで会長、1974年から1988年まで取締役相談役、1988年から1997年まで相談役を務めた。会長退任後も、中興の祖として実質的な人事権を握っていたとされる<ref>1997/12/05, 日経産業新聞</ref>。


[[財閥解体]]で分離されていた[[丸の内]]の土地・建物を一体化し、1959年には「丸ノ内総合改造計画」を策定し丸の内の[[再開発]]を進めた<ref>1997/12/05, 日本経済新聞、1997/12/05, 日経産業新聞</ref>。また1964年から[[日本ビルヂング協会連合会]]会長を務めたほか、[[日本ハワイ経済協議会]]代表世話人、在日[[西サモア]]国[[名誉総領事]]等も務めた。1973年[[勲一等瑞宝章]]受章。矢掛町[[名誉町民]]
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1997年12月4日[[肺炎]]のため[[東京都]][[新宿区]]の病院で死去。103歳没。[[築地本願寺]]本堂で社葬がおこなわれた。
1997年12月4日[[肺炎]]のため[[東京都]][[新宿区]]の病院で死去。103歳没。[[築地本願寺]]本堂で[[社葬]]がおこなわれた。


== 略歴 ==
== 略歴 ==
* 1894年 出生
* 1894年 - 出生
* 1918年 [[東京高等商業学校]](のちの[[一橋大学]])卒業、[[三菱合資会社]]入社
* 1918年 - 東京高等商業学校(のちの一橋大学)卒業、三菱合資会社入社
* 1937年 - 三菱地所に転籍
* 1952年 - 1969年 三菱地所社長
* 1952年 - 1969年 三菱地所社長
* 1969年 - 1974年 三菱地所会長
* 1969年 - 1974年 三菱地所会長
* 1974年 - 1988年 三菱地所取締役相談役
* 1974年 - 1988年 三菱地所取締役相談役
* 1988年 - 1997年 三菱地所相談役
* 1988年 - 1997年 三菱地所相談役
* 1997年 死去
* 1997年 - 死去


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2022年1月20日 (木) 11:03時点における版

わたなべ たけじろう

渡辺 武次郎
生誕 1894年10月20日
岡山県矢掛町
死没 (1997-12-04) 1997年12月4日(103歳没)
東京都新宿区
死因 肺炎
出身校 東京高等商業学校
職業 実業家
栄誉 勲一等瑞宝章、矢掛町名誉町民
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渡辺 武次郎(わたなべ たけじろう、1894年(明治27年)10月20日 - 1997年(平成9年)12月4日)は日本実業家三菱地所の社長や会長を22年間務め、三菱地所中興の祖と呼ばれた[1]

人物

岡山県矢掛町出身。1918年東京高等商業学校(のちの一橋大学)を卒業し、三菱合資会社入社。

1937年三菱地所に転籍し、経理部長、取締役、常任監査役等を経て、1952年から1969年まで社長、1969年から1974年まで会長、1974年から1988年まで取締役相談役、1988年から1997年まで相談役を務めた。会長退任後も、中興の祖として実質的な人事権を握っていたとされる[2]

財閥解体で分離されていた丸の内の土地・建物を一体化し、1959年には「丸ノ内総合改造計画」を策定し丸の内の再開発を進めた[3]。また1964年から日本ビルヂング協会連合会会長を務めたほか、日本ハワイ経済協議会代表世話人、在日西サモア名誉総領事等も務めた。1973年勲一等瑞宝章受章。矢掛町名誉町民

1997年12月4日肺炎のため東京都新宿区の病院で死去。103歳没。築地本願寺本堂で社葬がおこなわれた。

略歴

  • 1894年 - 出生
  • 1918年 - 東京高等商業学校(のちの一橋大学)卒業、三菱合資会社入社
  • 1937年 - 三菱地所に転籍
  • 1952年 - 1969年 三菱地所社長
  • 1969年 - 1974年 三菱地所会長
  • 1974年 - 1988年 三菱地所取締役相談役
  • 1988年 - 1997年 三菱地所相談役
  • 1997年 - 死去

脚注

  1. ^ 1997/12/05, 日経産業新聞
  2. ^ 1997/12/05, 日経産業新聞
  3. ^ 1997/12/05, 日本経済新聞、1997/12/05, 日経産業新聞
先代
添田滋
三菱地所社長
1952年 - 1969年
次代
中田乙一