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『'''モニカと仲間たち'''(モニカとなかまたち、{{lang-pt|Turma da Mônica}}、{{lang-en|Monica's Gang}})』は[[マウリシオ・デ・ソウザ]]による[[ブラジル]]の漫画作品。および、漫画を原作とするアニメ等。ブラジルでは国民的な人気を獲得しており{{R|毎日1}}、[[テーマパーク]]も建設されている。日本で紹介される場合には「『[[サザエさん]]』([[長谷川町子]])や『[[ちびまる子ちゃん]]』([[さくらももこ]])のような」と紹介されることもある{{R|毎日1|手塚|毎日2|産経}}。日本語表記としてはカタカナの『'''トゥルマ・ダ・モニカ'''』表記もある{{R|産経}}。
『'''モニカと仲間たち'''(モニカとなかまたち、{{lang-pt|Turma da Mônica}}、{{lang-en|Monica's Gang}})』は[[マウリシオ・デ・ソウザ]]による[[ブラジル]]の漫画作品。および、漫画を原作とするアニメ等。ブラジルでは国民的な人気を獲得しており{{R|毎日1}}、[[テーマパーク]]も建設されている。日本で紹介される場合には「『[[サザエさん]]』([[長谷川町子]])や『[[ちびまる子ちゃん]]』([[さくらももこ]])のような」と紹介されることもある{{R|毎日1|手塚|毎日2|産経}}。日本語表記としては『'''トゥルマ・ダ・モニカ'''』{{R|産経}}、『'''モニカ&フレンズ'''』{{R|FUJI|チワワ}}表記もある

日本では、TVシリーズは2021年4月12日にキッズステーションチャンネルでリリースされました。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
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ブラジルで放映されているポルトガル語をはじめ、スペイン語、英語、韓国語、中国語に翻訳されており、116か国で放映されている{{R|産経}}。
ブラジルで放映されているポルトガル語をはじめ、スペイン語、英語、韓国語、中国語に翻訳されており、116か国で放映されている{{R|産経}}。

日本では2021年4月より[[キッズステーション]]で放映されている『[[子育てTV ハピクラ]]』内で「モニカ&フレンズ」の邦題で放送された{{R|チワワ}}。

=== モニカ トイ ===
『'''モニカ トイ'''』は、アニメ「モニカ&フレンズ」を原作とした30秒のショートアニメ。言語的手法に依らず、効果音やBGMで演出が構成されており、言語の壁を越え世界中の人が楽しめる内容となっている{{R|FUJI|チワワ}}。

[[田中秀幸 (アートディレクター)|田中秀幸]]演出、[[振付稼業air:man]]振り付けで実写の[[渡辺直美]]が『モニカ トイ』のキャラクターと共演する日本限定スペシャルオープニングムービーが製作され、2021年3月より、[[フジテレビ]]の『[[キャラダチミュージアム〜MoCA〜]]』内で放送された{{R|FUJI}}。また、渡辺直美はアニメキャラクターとしても『モニカ トイ』にゲスト出演している{{R|FUJI}}。


== 主な登場人物 ==
== 主な登場人物 ==
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: 声:[[有村宮澄]]
とても力持ちの主人公。サムソンとと言う名のウサギのぬいぐるみを愛玩しており、怒った際はそれでカスコンや、セボリーニャを殴りつけることが多い。
:とても力持ちの主人公。サムソンとと言う名のウサギのぬいぐるみを愛玩しており、怒った際はそれでカスコンや、セボリーニャを殴りつけることが多い。
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: 声:[[冨沢竜也]]
とっても活発だが、水、濡れたものに拒否反応を示す。
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モニカの親友。食欲旺盛。
:モニカの親友。食欲旺盛。
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: 声:[[宮澤はるな]]
仲間たちのリーダーになりたくて色々なプラン計画をしている。さ行(原語版はLとRを間違える)がうまく発音できない。
:仲間たちのリーダーになりたくて色々なプラン計画をしている。さ行(原語版はLとRを間違える)がうまく発音できない。


== 若者編 ==
== 若者編 ==
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== 外部リンク ==
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2021年8月24日 (火) 07:15時点における版

モニカと仲間たち(モニカとなかまたち、ポルトガル語: Turma da Mônica英語: Monica's Gang)』はマウリシオ・デ・ソウザによるブラジルの漫画作品。および、漫画を原作とするアニメ等。ブラジルでは国民的な人気を獲得しており[1]テーマパークも建設されている。日本で紹介される場合には「『サザエさん』(長谷川町子)や『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ)のような」と紹介されることもある[1][2][3][4]。日本語表記としては『トゥルマ・ダ・モニカ[4]、『モニカ&フレンズ[5][6]表記もある。

歴史

1960年代、新聞記者を辞めたマウリシオ・デ・ソウザは犬のビドゥポルトガル語版や少年Franjinhaポルトガル語版を主人公にした漫画(コミック・ストリップ)を新聞に連載し、人気を得ていた。しかし、ソウザの漫画には女性キャラクターが少なく、その事で苦情も受けていた。

1963年に実の娘モニカ(Mônica)をモデルにした女の子のキャラクター「モニカ」を産み出す。

アニメ

1970年代にはブラジル最大の放送局であるヘジ・グローボTVアニメ英語版の放送が開始される。この放送は2014年まで続いた。2004年からはカートゥーン ネットワークでの放送も行われ、2017年サンパウロ州営のTVクルトゥーラでの放送が行われている。

ブラジルで放映されているポルトガル語をはじめ、スペイン語、英語、韓国語、中国語に翻訳されており、116か国で放映されている[4]

日本では2021年4月よりキッズステーションで放映されている『子育てTV ハピクラ』内で「モニカ&フレンズ」の邦題で放送された[6]

モニカ トイ

モニカ トイ』は、アニメ「モニカ&フレンズ」を原作とした30秒のショートアニメ。言語的手法に依らず、効果音やBGMで演出が構成されており、言語の壁を越え世界中の人が楽しめる内容となっている[5][6]

田中秀幸演出、振付稼業air:man振り付けで実写の渡辺直美が『モニカ トイ』のキャラクターと共演する日本限定スペシャルオープニングムービーが製作され、2021年3月より、フジテレビの『キャラダチミュージアム〜MoCA〜』内で放送された[5]。また、渡辺直美はアニメキャラクターとしても『モニカ トイ』にゲスト出演している[5]

主な登場人物

声は日本放映版における声優[6]

モニカポルトガル語版
声:有村宮澄
とても力持ちの主人公。サムソンとと言う名のウサギのぬいぐるみを愛玩しており、怒った際はそれでカスコンや、セボリーニャを殴りつけることが多い。
カスコンポルトガル語版
声:冨沢竜也
とっても活発だが、水、濡れたものに拒否反応を示す。
マガリポルトガル語版
声:相川奈都姫
モニカの親友。食欲旺盛。
セボリーニャポルトガル語版
声:宮澤はるな
仲間たちのリーダーになりたくて色々なプラン計画をしている。さ行(原語版はLとRを間違える)がうまく発音できない。

若者編

2008年にモニカらの主人公の年齢をハイティーンに引き上げ、ストーリー漫画の形式にした『モニカと仲間たち 若者編英語版』の展開が始まった。

2012年には手塚治虫の漫画キャラクターである『鉄腕アトム』のアトム、『リボンの騎士』のサファイア、『ジャングル大帝』のレオなどが、モニカたちと協力して、アマゾンの密林を護るために違法伐採者たちと戦うストーリーを描いた[7][8][9][10]。日本国外で手塚漫画のキャラクターの使用許可が降りるのは初の事例となる[8]

ゲーム

テーマパーク

サンパウロには『モニカと仲間たち』のテーマパークパルケ・ダ・モニカポルトガル語版1993年に造られている。なお、パルケ・ダ・モニカは2010年にいったん閉園するが、2015年に再オープンしている[11]

出典

  1. ^ a b “クリスマス ブラジル人気漫画家から贈り物 滋賀の中学校”. 毎日新聞. (2016年12月23日). http://mainichi.jp/articles/20161223/k00/00e/040/178000c 2018年4月3日閲覧。 
  2. ^ ブラジルからモニカがやってきた!”. 手塚プロダクション (2016年7月21日). 2018年4月3日閲覧。
  3. ^ “学習用スタンプ ブラジル人気漫画家、滋賀の日系人に贈る”. 毎日新聞. (2017年1月17日). http://mainichi.jp/articles/20170118/k00/00m/040/047000c 2018年4月3日閲覧。 
  4. ^ a b c オリンピック開催国ブラジルから国民的キャラクターがやってきた!”. サンケイBiz (2016年7月13日). 2018年4月3日閲覧。
  5. ^ a b c d 渡辺直美がブラジルの国民的アニメに出演、全世界配信が決定!”. フジテレビ (2020年12月28日). 2021年8月24日閲覧。
  6. ^ a b c d "ブラジルの国民的アニメ「モニカ&フレンズ」×声優養成e-ラーニング「SPOT」が提携   キッズステーションで12日から放送開始!"産学協同"吹き替え制作プロジェクト" (Press release). 株式会社チワワ企画. 9 April 2021. 2021年8月24日閲覧
  7. ^ “秋の叙勲 受賞者4人を発表=外国人表彰にはM・ソウザ氏も”. ニッケイ新聞. (2013年11月30日). http://www.nikkeyshimbun.jp/2013/131106-61colonia.html 2018年4月3日閲覧。 
  8. ^ a b “人気漫画家ソウザさん=手塚治虫氏と夢の共同制作=(上)=鉄腕アトムやレオが活躍国外初のキャラクター使用許可”. ニッケイ新聞. (2012年3月28日). http://www.nikkeyshimbun.jp/2012/120328-71colonia.html 2018年4月3日閲覧。 
  9. ^ “アトム、熱帯雨林守れ”. 読売新聞夕刊. (2012年2月3日) 
  10. ^ “アマゾンの森 アトムが守る”. 朝日新聞夕刊. (2012年1月31日) 
  11. ^ “6月に再オープン パルケ・ダ・モニカ”. サンパウロ新聞. (2015年5月4日). http://saopauloshimbun.com/%EF%BC%96%E6%9C%88%E3%81%AB%E5%86%8D%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%80%80%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB/ 2018年4月3日閲覧。 

外部リンク