「オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク」の版間の差分
改名提案など |
m 山田晴通 がページ「オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダーク」を「オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク」に移動しました: 改名提案を経ての移動 |
(相違点なし)
|
2018年10月2日 (火) 18:35時点における版
オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク | |
---|---|
基本情報 | |
別名 |
OMD Orchestral Manoeuvres OMITD |
出身地 |
イングランド リヴァプール |
ジャンル |
シンセポップ ニューウェーブ ポスト・パンク |
活動期間 |
1978年 – 1996年 2006年 - 現在 |
レーベル |
ヴァージン・レコード Dindisc ファクトリー・レコード Bright Antenna |
共同作業者 | VCL XI, The Id, Dalek I Love You, Godot, Games, The Listening Pool, Onetwo |
公式サイト |
www |
メンバー |
Andy McCluskey Paul Humphreys Malcolm Holmes Martin Cooper |
旧メンバー |
Dave Hughes Michael Douglas Neil Weir Graham Weir Abe Jukes Lloyd Massett Nigel Ipinson Phil Coxon Stuart Kershaw Matthew Vaughan Jimmy Taylor Chuck Sabo |
著名使用楽器 | |
Mellotron Fairlight CMI E-mu Emulator Sequential Circuits Prophet-5 Korg Micro-Preset |
オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク (Orchestral Manoeuvres in the Dark) は、イギリスのシンセポップ・デュオである。略称はOMD。
バイオグラフィー
1975年にイギリス・リヴァプールで、学生時代から友人だったアンディ・マクラスキーとポール・ハンフリースの2人が、ドイツのクラフトワークに強い影響を受けて、デュオを結成。当時3台のラジオとテレビから録音したノイズ、ベースやギター、エコーユニットなどを使い、最初の曲を録音する。この時につくった曲のタイトルが"Orchestral Manoeuvres in the Dark"(「暗闇で演奏するオーケストラ団」という名)だったことからこの名を気に入り、当時隆盛を極めていたニューウェーブのシンセポップ・ユニットとして、当時新興レコード会社だったヴァージン・レコードから1979年にデビューする。
1980年にイギリスで"Enola Gay"(日本語題、エノラ・ゲイの悲劇)がヒットする。この曲は日本でテレビ朝日で放送されていた「CNNデイウォッチ」のテーマ曲として使われたことでも知られた。また同年"Maid Of Orleans"(日本語題、オルレアンの少女)もヒットし、イギリスで着実にヒットを飛ばし続ける。1985年にはMTVを通じて、その旋風がアメリカにも飛び火し、"SECRET"(日本語題、シークレット)[1]が全米シングルチャートのTOP100にチャートインすると、同年"So In Love"(日本語題、ソー・イン・ラヴ)で全米シングルチャートのTOP40入りを果たす。翌年1986年には"If You Leave"(日本語題、イフ・ユー・リーブ)[2]が全米シングルチャートのTOP10ヒットとなり、この他にも"Forever(Live and Die)"(日本語題、リブ・アンド・ダイ)も全米TOP40ヒットとなり、これらの曲を収録したアルバム『CRUSH』と『THE PACFIC AGE』の2枚はプラチナムに輝いた。またこの間にワールド・ツアーを敢行し、1984年と1987年には日本で来日公演もおこなっている。
1988年にはベスト盤『THE BEST OF O.M.D』リリースに際し、新曲"Dreaming"(日本語題、ドリーミング)をシングルカット。これも全米シングルチャートのTOP20に入るヒットとなるも、ここで活動は一旦小休止状態に。これを境にアメリカでの人気は衰えたが、1993年にはバリー・ホワイトの「愛のテーマ」をサンプリングした"Dream Of Me"を本国でヒットさせている。1996年にはアルバム『Universal』を発表し復活するも、その後再び長い活動休止期間に入っている(なおその間の2008年にLIVE盤『Architecture & Morality and More』をリリースしている)。
2010年にアンディ・マクラスキーとポール・ハンフリースの2人による14年ぶりの復活作『History of Modern』がリリースされた。
影響・その他
前出の通り、クラフトワークに強い影響を受けており、LIVEでは"Neon Lights"(クラフトワークが1978年にリリースしたアルバム『人間解体』に収録)をカヴァーするなどその影響は大きい。 一般受けするポップフォーマットの音楽も発表しているが、1982年にリリースされたアルバム『Dazzle Ships』等には実験的な色合いも強く残されている。
2008年発表のLIVE盤『Architecture&Morality』に収録の"Joan of Arc (Maid of Orleans)"は、ドイツのバンド「グレゴリアン(Gregorian)」によってグレゴリア聖歌風にアレンジを施されたものが、テレビ朝日で2005年から2009年3月まで月曜深夜に放送されていた「国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉」で、エンディングテーマとして使用されていた。このアルバムは2007年にリリースされた「Masters Of Chant:Chapter 6」の日本国内盤のボーナストラックとして、同番組のオープニングテーマ曲であるヤズーのOnly Youと共に収録されている。
ディスコグラフィー
スタジオアルバム(ちなみにアルバムのジャケットの大半は網目模様である)
- Orchestral Manoeuvres in the Dark 1980年(日本語題:エレクトロニック・ファンタジー)
- Organisation 1980年(日本語題:エノラ・ゲイの悲劇)
- Architecture&Morality 1981年(日本語題:安息の館)
- Dazzle Ships 1983年
- Junk Culture 1984年
- Crush 1985年
- The Pacific Age 1986年
- Sugar Tax 1991年
- Liberator 1993年
- Universal 1996年
- History of Modern 2010年※再結成後の最初のオリジナルアルバム。
- English Electric 2013年(日本語題:電気仕掛けの英吉利人)
ライブアルバム
- Peel Sessions 1979–1983 2000年
- Architecture&Morality 2008年
- The History of Modern Tour - Live in Berlin 2011年
脚注
- ^ 日本では、当時YAMAHAから発売されていたスクーター、box'n(ボクスン)のCMソングに使われた。
- ^ 当時公開中の映画『プリティ・イン・ピンク』のサウンドトラック盤にも収録された。