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'''ミングレル人'''(ミングレルじん、[[英語|英]]:Mingrelians)は、[[南コーカサス]]にあり([[2015年]]4月まで[[日本国政府]]が使用していた[[外名]]の)「[[グルジア]]」としても知られるジョージア国のサメグレロ(ミングレリア)地方に住む[[少数民族]]である。同国の多数民族である[[カルトヴェリ人]]の支族に分類されることが多い。 |
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サメグレロ地方以外では、[[アブハジア]]と[[トビリシ]]に居住している。およそ18万人から20万人のミングレル人が1990年代初期に発生した[[アブハジア紛争]]とそれに続いたアブハジアから[[カルトヴェリ人]]とその支族を駆逐する[[民族浄化]]の結果、アブハジアから追い出された。ほとんどのミングレル人は[[メグレル語|ミングレル語]]と[[グルジア語]]の両方を話すが、ミングレル語は[[アブハズ語]]で使用される[[キリル文字]]ではなく[[グルジア文字]]で表記される。 |
サメグレロ地方以外では、[[アブハジア]]と[[トビリシ]]に居住している。およそ18万人から20万人のミングレル人が1990年代初期に発生した[[アブハジア紛争]]とそれに続いたアブハジアから[[カルトヴェリ人]]とその支族を駆逐する[[民族浄化]]の結果、アブハジアから追い出された。ほとんどのミングレル人は[[メグレル語|ミングレル語]]と[[グルジア語]]の両方を話すが、ミングレル語は[[アブハズ語]]で使用される[[キリル文字]]ではなく[[グルジア文字]]で表記される。 |
2016年8月10日 (水) 08:04時点における版
ミングレル人(ミングレルじん、英:Mingrelians)は、南コーカサスにあり(2015年4月まで日本国政府が使用していた外名の)「グルジア」としても知られるジョージア国のサメグレロ(ミングレリア)地方に住む少数民族である。同国の多数民族であるカルトヴェリ人の支族に分類されることが多い。
サメグレロ地方以外では、アブハジアとトビリシに居住している。およそ18万人から20万人のミングレル人が1990年代初期に発生したアブハジア紛争とそれに続いたアブハジアからカルトヴェリ人とその支族を駆逐する民族浄化の結果、アブハジアから追い出された。ほとんどのミングレル人はミングレル語とグルジア語の両方を話すが、ミングレル語はアブハズ語で使用されるキリル文字ではなくグルジア文字で表記される。
歴史
1930年代までミングレル人とスヴァン人は独自の人口統計が取られていたが、それ以後は広義(国家国民として)のグルジア人に含まれるようになった。ミングレル人はマイノリティでありながら、グルジア民族主義的な人物も多い。それがメラブ・コスタヴァやグルジアの初代大統領ズヴィアド・ガムサフルディアであった。そのため、サメグレロは1991年末の反ガムサフルディアのクーデター結果発生した内戦の舞台となった。この内戦ではガムサフルディア側が敗北した。
著名なミングレル人
- ラヴレンチー・ベリヤ(スターリン時代の秘密警察長官)
- コンスタンチン・ガムサフルディア(20世紀のグルジアでもっとも影響力のあった作家)
- ズヴィアド・ガムサフルディア(ソ連から独立後の初代グルジア大統領。コンスタンチン・ガムサフルディアの子。)
- メラブ・コスタヴァ(グルジアの国民的英雄)
- 黒海太