「北総鉄道7260形電車」の版間の差分

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== 現状 ==
== 現状 ==
2003年以降経年形式リース車は1編成のみで、北総鉄道では唯一の[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]]車になったとともに関東では現役最古の地下鉄直通車両(日本最古は[[阪急3300系電車]])となってい。そのため運用の場は限定されることが多くなってい
2003年以降経年形式リース車は1編成のみで、北総鉄道では唯一の[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]]車になったとともに関東では現役最古の地下鉄直通車両(日本最古は[[阪急3300系電車]])となってい。そのため運用の場は限定されることが多くなってい


2010年7月17日のダイヤ改正に対応するため、直前の2010年7月中旬に種別幕がこれまでの京成時代の幕から北総オリジナルの幕に交換された。また、2012年11月には、7261号車・7268号車前面の行先幕を、従来の青地(リース当時からの使用品)から黒地(内容は北総標準仕様)に交換された。
2010年7月17日のダイヤ改正に対応するため、直前の2010年7月中旬に種別幕がこれまでの京成時代の幕から北総オリジナルの幕に交換された。また、2012年11月には、7261号車・7268号車前面の行先幕を、従来の青地(リース当時からの使用品)から黒地(内容は北総標準仕様)に交換された。


2015年3月3日、同年3月22日をもって引退することが発表された。当日は[[印旛車両基地]]で車両撮影会が行われた<ref>{{Cite web |date=2015-03-03 |url=http://www.hokuso-railway.co.jp/pc/topics.php?catid=1&infoid=134 |title=7260形営業終了とこれに伴うイベントの開催について |publisher=北総鉄道公式サイト |accessdate=2015-03-04}}</ref>。
2015年3月3日、同年3月22日をもって引退することが発表された。当日は[[印旛車両基地]]で車両撮影会が行われた<ref>{{Cite web |date=2015-03-03 |url=http://www.hokuso-railway.co.jp/pc/topics.php?catid=1&infoid=134 |title=7260形営業終了とこれに伴うイベントの開催について |publisher=北総鉄道公式サイト |accessdate=2015-03-04}}</ref><ref>{{Cite web |date=2015-03-22 |url=http://www.hokuso-railway.co.jp/pc/topics.php?catid=1&infoid=147 |title=7260形さよなら運転を実施しました |publisher=北総鉄道公式サイト |accessdate=2015-04-09}}</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2015年4月9日 (木) 11:06時点における版

京成3300形電車 > 北総鉄道7260形電車
北総7260形電車
北総鉄道7260形7268編成
基本情報
製造所 日本車輌
汽車会社
主要諸元
編成 8両(8M
軌間 1,435(標準軌
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 110
設計最高速度 110
起動加速度 3.5
減速度(常用) 4.0
減速度(非常) 4.5
車両重量 34.0 t
編成重量 272.0 t
全長 18,000
車体長 17,500
全幅 2,820
車体幅 2,760
全高 3,970
車体高 3,580
主電動機 直流直巻電動機 100kW
TDK-8531-A(東洋)
MB-3097-C2(三菱)
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
WN駆動方式
編成出力 100 × 24 = 2400kW
制御装置 電動カム軸式抵抗制御
制動装置 発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
(応荷重装置付)
保安装置 1号型ATS
C-ATS
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北総鉄道7260形電車(ほくそうてつどう7260がたでんしゃ)は、2006年3月に北総鉄道京成電鉄(京成)からリースを受けて導入した通勤形電車

概要

2006年3月に京成より3300形のリースを受けることで登場した。京成から3300形1次車の3308編成・3316編成をリースした7268 - 7261が在籍している。

経年形式のリースのため、京成3300形で新車導入時に発生した余剰車で定期検査期限に余裕がある車両、もしくは車齢の浅い車両などを優先的に8両をリースすることにし、短期間での同形式内での車両の入れ替わりもある。京成電鉄に返却した車両は営業運転に戻らずに、廃車・解体する方針となる。

リースに際しての改造などは、7250形と同様に帯色変更と改番・リースに伴う車両番号・社名ステッカーの貼付、停車駅予報装置の撤去、旧車両番号と社名文字プレートの撤去のみである。尚、車号表記のフォントHelvetica。そのため7264 - 7261と7268 - 7265とは室内や台車などが異なる。後者の種車は更新時にクロスシート試作車となり後にロングシートに改造されたが他車と異なりバケットシートである。

8両単位でのリースが原則で、車両番号の付番は7261 - 7268といった順で、東京都交通局都営地下鉄浅草線相互直通運転する各社局の慣例により編成名は南方(都心・羽田空港浦賀方)先頭車の車両番号から、7268編成と称される。

7268編成 編成表

7268編成の連結部
(2007年8月 印旛車両基地)
 
羽田空港・西馬込・高砂
印旛日本医大 →
北総7260形
7268編成
7268 7267 7266 7265 + 7264 7263 7262 7261
  ↑改番
京成3300形
3308編成・3316編成
3316 3315 3314 3313 + 3308 3307 3306 3305

7250形との相違

この形式は、リースに先立ってC-ATSを設置(3316→7268と3305→7261のみ)した点と、側面種別・行先表示器の位置と前面貫通扉窓ガラス支持方式も7250形と異なる。一時期、同形式とされたが記念切符に記されているように現在、公称は区別されている。

現状

2003年以降経年形式リース車は1編成のみで、北総鉄道では唯一の抵抗制御車になったとともに関東では現役最古の地下鉄直通車両(日本最古は阪急3300系電車)となっていた。そのため運用の場は限定されることが多くなっていた。

2010年7月17日のダイヤ改正に対応するため、直前の2010年7月中旬に種別幕がこれまでの京成時代の幕から北総オリジナルの幕に交換された。また、2012年11月には、7261号車・7268号車前面の行先幕を、従来の青地(リース当時からの使用品)から黒地(内容は北総標準仕様)に交換された。

2015年3月3日、同年3月22日をもって引退することが発表された。当日は印旛車両基地で車両撮影会が行われた[1][2]

脚注

  1. ^ 7260形営業終了とこれに伴うイベントの開催について”. 北総鉄道公式サイト (2015年3月3日). 2015年3月4日閲覧。
  2. ^ 7260形さよなら運転を実施しました”. 北総鉄道公式サイト (2015年3月22日). 2015年4月9日閲覧。