「甲」の版間の差分

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'''甲'''(こう、きのえ)は、[[十干]]の一番目である。[[陰陽五行説]]では[[木]]性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。
'''甲'''(こう、きのえ)は、[[十干]]の一番目である。[[陰陽五行説]]では[[木]]性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。


甲の字は[[亀]]の甲羅を形取ったもので、そこから、甲羅のような堅い殻に覆われた[[種]]の状態の意味として、十干の一番目に宛てられた。
甲の字は[[亀]]の甲羅を形取ったもので、そこから、甲羅のような堅い殻に覆われた[[種子|種]]の状態の意味として、十干の一番目に宛てられた。


十干を順位づけに使った場合には、甲は1番目の意味となる。また、分類の名称として「甲類」「甲種」などと言うことがあるが、これは必ずしも順位を示すものではない。
十干を順位づけに使った場合には、甲は1番目の意味となる。また、分類の名称として「甲類」「甲種」などと言うことがあるが、これは必ずしも順位を示すものではない。

2006年4月23日 (日) 15:48時点における版

  1. (こう、きのえ)十干の一つ。本項で詳述する。
  2. (こう)甲斐国の略称。甲州。
  3. (こう)甲羅のこと。
  4. (こう)の面の一つ。指紋がなく毛が生えている方。手の甲、足の甲。
  5. (こう)本来は(よろい)のこと。日本では(かぶと)を意味する「冑」(ちゅう)と意味が逆になり、甲を「かぶと」の意味とすることがある。
  6. (こう)中国の代の里甲制、および代以降の保甲制における一組織。
  7. (こう)台湾で使用されている面積の単位。甲 (単位)
  8. (こう)琵琶三味線などの弦楽器の胴。
  9. (こう)の広くて平たい部分。
  10. (かん)十干の甲(こう)が転じたもので、雅楽などにおける高い音域のこと。「甲高い(かんだかい)」はここからできた言葉である。

十干
十二支

(こう、きのえ)は、十干の一番目である。陰陽五行説では性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。

甲の字はの甲羅を形取ったもので、そこから、甲羅のような堅い殻に覆われたの状態の意味として、十干の一番目に宛てられた。

十干を順位づけに使った場合には、甲は1番目の意味となる。また、分類の名称として「甲類」「甲種」などと言うことがあるが、これは必ずしも順位を示すものではない。

中国語化合物命名法では、メタンメチル基など、炭素を1つ含む化合物や官能基に付けられる。ただし、ビタミンなどではAの代わりに使われている。

甲を含む干支