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旧[[津久井町]]の北部に位置する。[[相模川]]と[[道志川]]の合流点に近く、両河川の南側に広がる[[河岸段丘]]上に集落が分布する。旧津久井町内では比較的に広い平坦地が広がる地区であり、畑で野菜等が栽培されている。 |
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[[国道412号]]と[[国道413号]]が合流しているため、旧[[津久井郡]]地域における交通の要衝と位置づけられている。しかし公共交通機関がバスしかなく、最寄り駅である[[橋本駅 (神奈川県)|橋本駅]]や[[相模湖駅]]へのアクセスも時間がかかることから軌道系交通機関の要望が出ている。 |
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南に隣接する青山地区にかけての道志川沿いの区域は、1950年代に[[日本放送協会|NHK]][[ラジオ]]で放送され人気を博した児童向け連続放送劇「[[三太物語]]」の舞台として知られている。 |
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* [[近世]]以前は[[相模国]]に属する。[[中世]]までは[[愛甲郡]]に属した。「奥三保」と呼ばれた同郡北部の「日影之村」のうちの'''三加木之村'''として記録に現れる。 |
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* [[江戸時代]]初期に愛甲郡から分離して |
* [[江戸時代]]初期に愛甲郡から分離して[[津久井県]]三ヶ木村となった。[[1633年]]([[寛永]]10年)、[[1697年]]([[元禄]]10年)にはともに[[幕府領]]。[[幕末]]には[[旗本]]鷲巣家の知行。 |
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* [[1870年]]([[明治]]3年)に津久井県が[[津久井郡]]と改称。[[1871年]](明治4年)11月に[[足柄県]]の所属となり、[[1876年]](明治9年)に同県が廃されて神奈川県所属となる。 |
* [[1870年]]([[明治]]3年)に津久井県が[[津久井郡]]と改称。[[1871年]](明治4年)11月に[[足柄県]]の所属となり、[[1876年]](明治9年)に同県が廃されて神奈川県所属となる。 |
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* [[1878年]](明治11年)、[[郡区町村編制法]]により津久井郡三ヶ木村となる。 |
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* [http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/midoriku/index.html 緑区-相模原市公式ウェブサイト] |
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2012年6月17日 (日) 14:56時点における版
三ケ木(みかげ)は、神奈川県相模原市緑区の地名。「三ヶ木」と表記されることもある。2012年1月1日現在の人口は2,995 人[1]。郵便番号252-0159。
地理
旧津久井町の北部に位置する。北で津久井湖を跨いで三井、北東で又野、東で中野、南で青山、西で寸沢嵐と隣接する。相模川と道志川の合流点に近く、両河川の南側に広がる河岸段丘上に集落が分布する。旧津久井町内では比較的に広い平坦地が広がる地区であり、畑で野菜等が栽培されている。国道412号と国道413号が合流しているため、旧津久井郡地域における交通の要衝と位置づけられている。しかし公共交通機関がバスしかなく、最寄り駅である橋本駅や相模湖駅へのアクセスも時間がかかる。南に隣接する青山にかけての道志川沿いの区域は、1950年代にNHKラジオで放送され人気を博した児童向け連続放送劇「三太物語」の舞台として知られている。
歴史
沿革
- 近世以前は相模国に属する。中世までは愛甲郡に属した。「奥三保」と呼ばれた同郡北部の「日影之村」のうちの三加木之村として記録に現れる。
- 江戸時代初期に愛甲郡から分離して津久井県三ヶ木村となった。1633年(寛永10年)、1697年(元禄10年)にはともに幕府領。幕末には旗本鷲巣家の知行。
- 1870年(明治3年)に津久井県が津久井郡と改称。1871年(明治4年)11月に足柄県の所属となり、1876年(明治9年)に同県が廃されて神奈川県所属となる。
- 1878年(明治11年)、郡区町村編制法により津久井郡三ヶ木村となる。
- 1884年(明治17年)、近隣の中野村、三井村、太井村、根小屋村、又野村と6ヶ村連合戸長役場を中野村に置く。
- 1889年(明治22年)4月1日、町村制を施行し、単独で三ケ木村となる。中野村、太井村、又野村、根小屋村と町村組合を構成し、役場を中野村に置く。
- 1902年(明治35年)5月、津久井郡立乙種蚕業学校開設(1939年(昭和4年)3月に廃校となるが、現神奈川県立津久井高等学校はこの学校の開設を同校の創立としている)。
- 1925年(大正14年)7月1日、中野町(同年1月1日に町制施行)、太井村、又野村と合併し、中野町(第2次)が発足。同町内の大字「三ヶ木」となる。
- 1948年(昭和23年)3月20日、中野町外2ヶ村学校組合立津久井高等学校認可、同年4月1日に神奈川県に移管、神奈川県立津久井高等学校となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日、中野町、串川村、鳥屋村、青野原村、青根村および三沢村の一部(三井)が合併し、津久井郡津久井町が発足。同町の大字「三ヶ木」となる。
- 1963年(昭和38年)12月13日、神奈川中央交通が津久井営業所を中野から三ヶ木に移転。津久井郡内のバス交通のターミナルとなる。
- 2006年(平成18年)3月20日、津久井町が相模湖町とともに相模原市へ編入。同市の大字「津久井町三ケ木」となる。
- 2010年(平成22年)4月1日、相模原市の政令指定都市移行に伴い、同市緑区の大字「三ケ木」となる。
交通
バス
- 神奈川中央交通相模原営業所三ヶ木操車所 (三ヶ木バスターミナル等)
道路
施設
- 津久井中央地域センター
- 津久井中央連絡所
- 津久井生涯学習センター
- 三ケ木簡易郵便局
- 野尻自治会館
- 中村自治会館
- 神奈川県立津久井高等学校
- 相模原市立津久井中央小学校
- 津久井中央保育園
- 津久井変電所
- 東京セメント工業神奈川工場
- ピーシーコンクリート工業本社工場
- 津久井湖ゴルフクラブ
- 宗安寺
- 長成寺
- 三ケ木神社
脚注
- ^ 相模原市緑区の町丁字別年齢別人口(平成24年1月1日現在)、2012年6月17日閲覧。
外部リンク
座標: 北緯35度35分17.6秒 東経139度13分59秒 / 北緯35.588222度 東経139.23306度