「亜熱帯高圧帯」の版間の差分

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2011年8月20日 (土) 01:17時点における版

中央よりやや上が北半球の亜熱帯高圧帯。左側の北アフリカ上空は雲が無く、中央のインド付近はモンスーンのため雲が多い。

亜熱帯高圧帯(あねったいこうあつたい)とは、緯度20–30度付近の地域に形成され、年間を通じて存在する高気圧。亜熱帯高気圧中緯度高圧帯とも呼ばれる。

日本の夏の気候に大きく影響する北太平洋高気圧もそのひとつである。北大西洋におけるアゾレス高気圧、南大西洋におけるセントヘレナ高気圧、南インド洋におけるマスカリン高気圧、南太平洋における南太平洋高気圧も、それぞれ亜熱帯高気圧である。

亜熱帯高圧帯は、赤道上で生じた上昇気流により大気上層に昇った空気が下降気流となって形成される(ハドレー循環)。下降気流は高温で乾燥するため、亜熱帯高圧帯のもとには砂漠が形成される。代表例が、サハラ砂漠である。

季節とともに太陽の照らす地域が移動すると亜熱帯高圧帯も南北に移動し、これによって夏にのみ亜熱帯高圧帯にかかる地域は地中海性気候となる。逆に冬にのみ亜熱帯高圧帯にかかる地域は、雨季と乾季がはっきりしたサバナ気候ステップ気候となる。