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2010年10月11日 (月) 09:06時点における版
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解説
がんもどきは略して「がんも」とも呼ばれる。「雁擬き」と字を宛てて表記することもある。水気をしぼった豆腐にすったヤマイモ、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンブ、ギンナンなどを混ぜ合わせて丸く成型し油で揚げたものである。おでんや煮物に用いられることが多い。なお江戸時代の終わりまでは、こんにゃくを油で炒めた料理を「がんもどき」と呼んでいた。
がんもどきはもともとは精進料理(もどき料理)で肉の代用品として作られたものである。名前の由来については諸説あるが、最も知られているのは雁の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」だという説である。他にも鳥類の肉のすり身を鶏卵大に丸めて煮たり蒸したりする料理「丸(がん)」に似せて作ったという説や、がんもどきの中にきくらげではなく安物の昆布で代用したら丸めた形の表面に糸昆布が現れてその様子が雁が飛んでいるかのように見えたからという説などが存在する。
関西ではがんもどきを飛竜頭(ひりゅうず、ひりうず、ひろうす、ひりょうず)と呼ぶことが多い[1][2]。ヒロウスとはポルトガル語のフィリョース(filhos、小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子[3])が語源といわれる。
脚注
- ^ がんもどきとひろうす、由来の謎? - 食育通信社「食育豆知識」
- ^ 「がんもどき」と「飛龍頭」または「ひろうす」 - 株式会社高井製作所(豆腐製造販売会社)による「豆腐豆知識」
- ^ 大辞林による「飛竜頭(ひりゅうず)」、大辞泉による「飛竜頭(ひりょうず)」 - 共にYahoo!辞書