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'''CoCoバス'''(ここばす)とは、[[東京都]][[小金井市]]で運行する[[小金井コミュニティバス]]である。
'''CoCoバス'''(ここバス)とは、[[東京都]][[小金井市]]で運行する[[コミュニティバス]]である。マイクロバスを使用した経路の他に、[[乗合タクシー]]形態の「'''CoCoバス・ミニ'''」が運行されている。
== 概要 ==
2008年には[[トヨタ・ハイエース]]をベースにした「ミニCoCoバス」も運行を開始した。

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[[ファイル:CoCobus.JPG|thumb|none|200px|CoCoバス]]
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CoCoバスの愛称は市民から公募されたもので、小金井市のCo、コミュニティバスのCo「こころ」=CoCoろの通バスを掛けている。
小金井市内の交通空白地帯(特に[[東京都道15号府中清瀬線|小金井街道]]・[[東京都道248号府中小平線|新小金井街道]]以東)の解消と、[[交通弱者]]の[[交通権]]確保のため、2003年の北東部循環路線を皮切りに運行が開始され、現在5路線が運行されている。うち1路線は、マイクロバスでも対応できない狭隘区間への対応のため、乗合タクシー形態となっており、「'''CoCoバス・ミニ'''」の愛称がある。「CoCoバス」の愛称は市民から公募されたもので、小金井市のCo、コミュニティバスのCo、心(=CoCoの通バスを掛けている。


多くのコミュニティバスと同様、停留所には[[駅ナンバリング|停留所番号]]が付されているが、CoCoバスでは2009年に東町循環ルートに「東町四丁目西交差点」停留所が新設された際、枝番の付いた停留所番号となっている。また、起点停留所の停留所番号は「0」になっているが、例外として中町循環ルートでは途中経由地の武蔵小金井駅南口も他の発着ルートに合わせて「0」になっており、本来の起点である新小金井駅と二重付番になっている。
== 特徴 ==
*料金は100円(大人・子供同一)
*現金と専用の回数券のみが使用できる(野川・七軒家循環は現金のみ)[[PASMO]],[[Suica]],[[バス共通カード]]は使用できない
*小型バス
*燃料に圧縮天然ガス(CNG)を利用
*車椅子対応
*運行
**[[京王バス中央]]
**[[つくば観光交通]]


== コース ==
== 運賃 ==
おとな・こどもとも100円均一(未就学児は無料)。現金と専用の回数券(2000円、21枚綴り)のみが使用できる野川・七軒家循環は現金のみ。[[PASMO]][[Suica]]は利用不可で、[[バス共通カード]]は当初から対応していない。[[東京都シルバーパス]]での乗車は不可。
[[武蔵小金井駅]]南口では再開発事業が進められており、それにより[[2009年]][[3月19日]](木)から中央線南側の3ルートでルート変更が行われた。

== 運行事業者 ==
*CoCoバス(北東部循環・貫井前原循環・東町循環・中町循環) - [[京王バス中央]]
*CoCoバス・ミニ(野川・七軒家循環) - [[つくば観光交通]]

== 経路 ==
[[武蔵小金井駅]]南口では再開発事業が進められており、それにより[[2009年]][[3月19日]]から中央線南側の3ルートでルート変更が行われた。
=== 北東部循環(1号線) ===
=== 北東部循環(1号線) ===
<!--全停留所記載は行わないこと-->
[[武蔵小金井駅]]・[[東小金井駅]]間の中央線北側を反時計回りに周回するコース
* [[武蔵小金井駅]]北口→地蔵通り西→[[東小金井駅]]→[[法政大学#施設|法政大学]]→関野橋→[[小金井公園]]入口→[[江戸東京たてもの園|たてもの園]]入口→[[緑 (小金井市)|緑町]]四丁目→[[小金井郵便局]]→小金井市役所入口→武蔵小金井駅北口

[[武蔵小金井駅]]・[[東小金井駅]]間の中央線北側を反時計回りに周回する経路
* 運行開始: [[2003年]][[3月1日]]
* 運行開始: [[2003年]][[3月1日]]
* 運行間隔: 20分(ただし、平日朝(武蔵小金井駅北口発7:00~8:30)のみ15分)
* 運行間隔: 20分ただし、平日朝のみ15分
* 運行時間: 午前7:00(第1便)〜午後8:00(最終便)
* 運行時間: 武蔵小金井駅北口発 7:00 - 20:00
武蔵小金井駅北口→けやき通り商店街→緑町五丁目→地蔵通り西→地蔵通り下山谷→緑町一丁目→東小金井駅→梶野町五丁目→北大通り三小前→小金井第三小学校→花見橋北→[[法政大学#施設|法政大学]]→関野橋→[[小金井公園]]入口→たてもの園入口→病院入口→グリーンタウン→緑町四丁目→三光院前→本町二丁目北→[[小金井郵便局]]→稲穂神社前→小金井市役所入口→武蔵小金井駅北口


=== 貫井前原循環(2号線) ===
=== 貫井前原循環(2号線) ===
* 武蔵小金井駅南口 - 小金井市第二庁舎 - 小金井市役所前 - [[幡随院]] - 神明宮入口 - 貫井南センター入口(→貫井団地→/←[[貫井南町]]二丁目←)[[新町 (東京都府中市)|新町]]一丁目東
武蔵小金井駅南口を起点とし、前原町・貫井南町を通り東八道路まで行き、ほぼ同じルートで武蔵小金井駅南口に戻るコース。

武蔵小金井駅南口を起点とし、[[前原町 (小金井市)|前原町]]・貫井南町を通り[[東八道路]]まで行き、ほぼ同じルートで武蔵小金井駅南口に戻る経路。貫井南センター入口→新町一丁目東→貫井南センター入口間が反時計回りのループになっている。ループ区間のうち新町東公園→新町一丁目東→新町二丁目北間は市外([[府中市 (東京都)|府中市]])である。
* 運行開始: [[2005年]][[3月20日]]
* 運行開始: [[2005年]][[3月20日]]
* 運行間隔: 20分
* 運行間隔: 20分
* 運行時間: 午前9:00(第1便)〜午後7:00(最終便)
* 運行時間: 武蔵小金井駅南口発9:00 - 19:00
武蔵小金井駅南口→小金井市第二庁舎→小金井市役所前→平代坂下→幡随院→神明宮入口→前原小学校前→ハナダイコン緑地→貫井南センター入口→池の上通り→貫井団地→新町東公園→新町一丁目東→新町二丁目北→千手院東→貫井南町二丁目→貫井南センター入口→ハナダイコン緑地→前原小学校前→神明宮入口→幡随院→平代坂下→小金井市役所前→小金井市第二庁舎→武蔵小金井駅南口


=== 東町循環(3号線) ===
=== 東町循環(3号線) ===
* 東小金井駅南口→[[日本歯科大学|歯科大]]グランド前→駅開設記念館前→農工大通り東→新小金井通り→[[東町 (小金井市)|東町]]一丁目→[[新小金井駅]]<ref name=shinkoganei>東町循環は連雀通り上、中町循環は駅前。</ref>→野川公園入口→東町四丁目西交差点→東大通り南→東小金井駅南口
東小金井駅南口を起点とし、[[新小金井駅]]を経由して東町を周回するコース。2009年12月12日より、「東町四丁目西交差点」停留所を新設した。

東小金井駅南口を起点とし、新小金井駅を経由して東町を時計回りに周回する経路。2009年12月12日より、「東町四丁目西交差点」停留所を新設した。
* 運行開始: [[2005年]][[3月20日]]
* 運行開始: [[2005年]][[3月20日]]
* 運行間隔: 30分
* 運行間隔: 30分
* 運行時間: 午前9:00(第1便)〜午後7:00(最終便)
* 運行時間: 東小金井駅南口発9:00 - 19:00
東小金井駅南口→[[日本歯科大学|歯科大]]グランド前→駅開設記念館前→東町三丁目→富士見通り東→農工大通り東→東町二丁目→新小金井通り→都営東町アパート→東町一丁目→新小金井駅→野川公園入口→東町四丁目西交差点→東大通り南→信用金庫前→東小金井駅南口


=== 中町循環(4号線) ===
=== 中町循環(4号線) ===
* 新小金井駅<ref name=shinkoganei />(→東大通り南→武蔵野公園入口→美術館入口→/←[[東京農工大学|農工大]]前←[[八重垣稲荷神社]]←)市立図書館前(→太陽病院前→/←[[中町 (小金井市)|中町]]四丁目←)武蔵小金井駅南口
新小金井駅と小金井街道の間を、連雀通り・[[東京農工大学|農工大]]通りを通り、8の字状に周回するコース。

2009年3月19日から、武蔵小金井駅南口新ロータリー開設に伴い、武蔵小金井駅南口を通るようになった。
新小金井駅と小金井街道の間を、[[東京都道134号恋ヶ窪新田三鷹線|連雀通り]]・農工大通りを通り、8の字状に周回する経路。2009年3月19日から、武蔵小金井駅南口新ロータリー開設に伴い、武蔵小金井駅南口を通るようになった。
* 運行開始: [[2005年]][[4月26日]]
* 運行開始: [[2005年]][[4月26日]]
* 運行間隔: 30分
* 運行間隔: 30分
* 運行時間: 午前9:00(第1便)〜午後7:00(最終便)
* 運行時間: 新小金井駅発9:00 - 19:00
新小金井駅→東大通り南→中町二丁目→武蔵野公園入口→中町一丁目→美術館入口→中山谷→市立図書館前→農工大通り商店街→太陽病院前→武蔵小金井駅南口→南一番街→中町四丁目→第一小学校前→市立図書館前→中町三丁目→八重垣稲荷神社→つきみの園→農工大前→栗山公園→新小金井駅


=== 野川・七軒家循環(5号線) ===
=== 野川・七軒家循環(5号線) ===
* 武蔵小金井駅南口(→金蔵院北→/←小金井市第二庁舎←)西念寺前(→天神橋→/←はけの森美術館←)前原町二丁目
武蔵小金井駅南口から武蔵野公園方面のはけの道などを通り周回するコースこのコースのみ、コース中に急な坂や幅の狭い道路があるため、トヨタ・ハイエース(乗車定員(座席10、乗務員1))を使用して運する。なお、このルートに限ってCoCoバス回数券は使えないため、乗車の際には注意が必要

武蔵小金井駅南口から武蔵野公園方面のはけの道などを通り、8の字状に周回する経路。急な坂や幅の狭い道路があるため、通常のマイクロバスでなく[[トヨタ・ハイエース]]を使用して運する「CoCoバス・ミニ」となっている。このため、立ち席は設定されていない。なお、このルートに限ってCoCoバス回数券は利用不可
* 運行開始:[[2008年]][[9月7日]]
* 運行開始:[[2008年]][[9月7日]]
* 運行間隔:30分
* 運行間隔:30分
* 運行時間:午前9:05(第1便)〜午後8:05(最終便)
* 運行時間:武蔵小金井南口発9:05 - 20:05

武蔵小金井駅南口→金蔵院北→西念寺前→幼稚園北→小金井神社南→天神橋→七軒家通り→遊歩道入口→前原町二丁目→中前橋南→第二中学校東→はけの森美術館→第二中学校北→車屋坂下→西念寺前→質屋坂下→なそい坂→小金井市第二庁舎→武蔵小金井駅南口
== 車両 ==
*CoCoバス - [[日野・リエッセ]][[圧縮天然ガス|CNG]]車、38人乗り(座席14、立席23、乗務員1)。補助ステップ・リフト付き。
*CoCoバス・ミニ - [[トヨタ・ハイエース]]、11人乗り(座席10、乗務員1。立席なし)

いずれも小金井市の桜のイメージを象徴する桜色の塗色に、CoCoバスのマスコットキャラクターを配したデザインの専用車両である。

== 脚注 ==
<references />


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[http://www.city.koganei.lg.jp/kurashi/coco_bus/coco_bus.htm CoCoバス]
*[[ぶんバス]]
*[[ちゅうバス]]
*[[コミュニティバス]]
*[[コミュニティバス]]
**[[日本のコミュニティバス一覧]]
*[[乗合タクシー]]

== 外部リンク ==
* [http://www.city.koganei.lg.jp/kurashi/coco_bus/coco_bus.htm CoCoバス]
** {{PDFlink|[http://www.city.koganei.lg.jp/kurashi/coco_bus/2009_all_root.pdf 全ルート路線図]}}


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[[Category:コミュニティバス|ここはす]]
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[[Category:乗合タクシー|ここはすみに]]
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[[Category:小金井市]]
[[Category:小金井市|ここはす]]
[[Category:京王バス中央]]
[[Category:東京都の交通]]

2010年9月2日 (木) 05:05時点における版

CoCoバス(ここバス)とは、東京都小金井市で運行するコミュニティバスである。マイクロバスを使用した経路の他に、乗合タクシー形態の「CoCoバス・ミニ」が運行されている。

概要

CoCoバス
CoCoバス バス停(新小金井駅

小金井市内の交通空白地帯(特に小金井街道新小金井街道以東)の解消と、交通弱者交通権確保のため、2003年の北東部循環路線を皮切りに運行が開始され、現在5路線が運行されている。うち1路線は、マイクロバスでも対応できない狭隘区間への対応のため、乗合タクシー形態となっており、「CoCoバス・ミニ」の愛称がある。「CoCoバス」の愛称は市民から公募されたもので、小金井市のCo、コミュニティバスのCo、心(=CoCoろ)の通うバス、を掛けている。

多くのコミュニティバスと同様、停留所には停留所番号が付されているが、CoCoバスでは2009年に東町循環ルートに「東町四丁目西交差点」停留所が新設された際、枝番の付いた停留所番号となっている。また、起点停留所の停留所番号は「0」になっているが、例外として中町循環ルートでは途中経由地の武蔵小金井駅南口も他の発着ルートに合わせて「0」になっており、本来の起点である新小金井駅と二重付番になっている。

運賃

おとな・こどもとも100円均一(未就学児は無料)。現金と専用の回数券(2000円、21枚綴り)のみが使用できる(野川・七軒家循環は現金のみ)。PASMOSuicaは利用不可で、バス共通カードは当初から対応していない。東京都シルバーパスでの乗車は不可。

運行事業者

経路

武蔵小金井駅南口では再開発事業が進められており、それにより2009年3月19日から中央線南側の3ルートでルート変更が行われた。

北東部循環(1号線)

武蔵小金井駅東小金井駅間の中央線北側を反時計回りに周回する経路。

  • 運行開始: 2003年3月1日
  • 運行間隔: 20分(ただし、平日朝のみ15分)
  • 運行時間: 武蔵小金井駅北口発 7:00 - 20:00

貫井前原循環(2号線)

  • 武蔵小金井駅南口 - 小金井市第二庁舎 - 小金井市役所前 - 幡随院 - 神明宮入口 - 貫井南センター入口(→貫井団地→/←貫井南町二丁目←)新町一丁目東

武蔵小金井駅南口を起点とし、前原町・貫井南町を通り東八道路まで行き、ほぼ同じルートで武蔵小金井駅南口に戻る経路。貫井南センター入口→新町一丁目東→貫井南センター入口間が反時計回りのループになっている。ループ区間のうち新町東公園→新町一丁目東→新町二丁目北間は市外(府中市)である。

  • 運行開始: 2005年3月20日
  • 運行間隔: 20分
  • 運行時間: 武蔵小金井駅南口発9:00 - 19:00

東町循環(3号線)

  • 東小金井駅南口→歯科大グランド前→駅開設記念館前→農工大通り東→新小金井通り→東町一丁目→新小金井駅[1]→野川公園入口→東町四丁目西交差点→東大通り南→東小金井駅南口

東小金井駅南口を起点とし、新小金井駅を経由して東町を時計回りに周回する経路。2009年12月12日より、「東町四丁目西交差点」停留所を新設した。

  • 運行開始: 2005年3月20日
  • 運行間隔: 30分
  • 運行時間: 東小金井駅南口発9:00 - 19:00

中町循環(4号線)

  • 新小金井駅[1](→東大通り南→武蔵野公園入口→美術館入口→/←農工大前←八重垣稲荷神社←)市立図書館前(→太陽病院前→/←中町四丁目←)武蔵小金井駅南口

新小金井駅と小金井街道の間を、連雀通り・農工大通りを通り、8の字状に周回する経路。2009年3月19日から、武蔵小金井駅南口新ロータリー開設に伴い、武蔵小金井駅南口を通るようになった。

  • 運行開始: 2005年4月26日
  • 運行間隔: 30分
  • 運行時間: 新小金井駅発9:00 - 19:00

野川・七軒家循環(5号線)

  • 武蔵小金井駅南口(→金蔵院北→/←小金井市第二庁舎←)西念寺前(→天神橋→/←はけの森美術館←)前原町二丁目

武蔵小金井駅南口から武蔵野公園方面のはけの道などを通り、8の字状に周回する経路。急な坂や幅の狭い道路があるため、通常のマイクロバスでなくトヨタ・ハイエースを使用して運行する「CoCoバス・ミニ」となっている。このため、立ち席は設定されていない。なお、このルートに限ってCoCoバス回数券は利用不可。

  • 運行開始:2008年9月7日
  • 運行間隔:30分
  • 運行時間:武蔵小金井南口発9:05 - 20:05

車両

いずれも小金井市の桜のイメージを象徴する桜色の塗色に、CoCoバスのマスコットキャラクターを配したデザインの専用車両である。

脚注

  1. ^ a b 東町循環は連雀通り上、中町循環は駅前。

関連項目

外部リンク