「バビアナ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m編集の要約なし |
||
25行目: | 25行目: | ||
{{DEFAULTSORT:はひあな}} |
{{DEFAULTSORT:はひあな}} |
||
[[Category:アヤメ科]] |
[[Category:アヤメ科]] |
||
[[Category:花卉]] |
|||
{{Plant-stub}} |
{{Plant-stub}} |
||
2010年6月30日 (水) 23:57時点における版
バビアナ | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B. sambucina
| |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
|
バビアナ(Babiana)は、アヤメ科の属の一つである。日本では、この属のなかで、観賞用に改良された園芸植物を総称することが多い。和名は「ホザキアヤメ属」だが、現在はあまり用いられていない。
属名の由来
オランダ語でヒヒ(狒々、オナガザル科の霊長類の一部を指す総称、英語ではbaboon)を表すbabianerから。ヒヒがこの球根を良く掘り出して食べていたからと言う。
分布
現在約60~80種の原種が確認されている。1種がインド洋上のソコトラ島に分布するほかは、すべてアフリカ大陸南部の南アフリカ、ナミビア、ジンバブエに自生している。
特徴
小形の多年草で、夏の間は小さな球茎を作って休眠する。草丈は大きなものでも30cmくらい、葉は剱状で、細かい毛に覆われている。花は直径2~3cmの6弁花で4月ころ咲き、穂状花序または総状花序で数輪から十数輪咲き、かつてはややくすんだ藍色や牡丹色のものが多かったが、現在は水色や藤色、白、ピンク、赤に近い紅色、絞り咲きやスポットの入ったものなどなど、かなりの色の品種が作出されている。
栽培
半耐寒性の秋植え球根で、東京付近では霜よけが必要だが、房総半島や伊豆半島以西の沿岸部など強い霜の降りない地方では、露地栽培が可能である。小柄な植物なので、鉢植えにして楽しむことが多い。鉢植えの場合は、5寸鉢に7~10球くらい、覆土は球根が隠れるくらいにする。露地植えでは覆土を5cmくらいする。植え時は10月下旬から11月初めくらいがよい。日当たりと水はけの良いところなら、多少痩せ地でも比較的良くできる。