「連合国 (第二次世界大戦)」の版間の差分

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'''連合国'''(れんごうこく)とは[[第一次世界大戦]]及び[[第二次世界大戦]]で編成された国家連合で、第一次世界大戦時の[[中央同盟国]](一般的には「同盟国」と呼ばれる、[[ドイツ帝国|ドイツ]]、[[オーストリア・ハンガリー二重帝国|オーストリア]]、[[オスマン帝国|トルコ]]を主とする)及び第二次世界大戦時の[[枢軸国]]([[日本]]、[[イタリア]]、[[ドイツ]]を主とする)と戦った国を指す。とりわけ、日本では後者を指すケースが多い。

2007年12月14日 (金) 09:42時点における版

連合国(れんごうこく)とは第一次世界大戦及び第二次世界大戦で編成された国家連合で、第一次世界大戦時の中央同盟国(一般的には「同盟国」と呼ばれる、ドイツオーストリアトルコを主とする)及び第二次世界大戦時の枢軸国日本イタリアドイツを主とする)と戦った国を指す。とりわけ、日本では後者を指すケースが多い。

第一次世界大戦

第一次世界大戦の勢力図。緑色が連合国参加国。

第一次世界大戦前夜、ドイツオーストリアイタリア三国同盟に対して、フランスロシアイギリスが露仏同盟・英仏協商・英露協商を相互に結んで三国協商として対抗したのが始まりである(このため、協商国と称することもある)。1914年、第一次世界大戦が勃発すると、日本日英同盟によりイギリスから参戦を要請され、協商側の連合国に加わる。イタリアは1915年未回収のイタリアの返還が極秘裏に約束されると連合国に転じた。また、これらの国々と軍事同盟を結んでいなかったアメリカ合衆国は、中立国としてふるまう一方、連合国よりの対外政策を取り、物資の調達などによって連合国を支援するにとどまった。しかしルシタニア号事件による世論の変化により、1917年連合国として参戦した。一方、ロシアはロシア革命により政権が交代し、1917年には単独でドイツと講和し、連合国から離脱した。

連合国一覧

主要国

その他の連合国

ノルウェーは中立国として参戦しなかったが、大戦初期のアメリカ同様、親連合国的政策を取り、「中立の連合国」といわれた。

第二次世界大戦

第二次世界大戦の勢力図。濃い緑色が真珠湾攻撃以前からの連合国参加国。薄い緑色は真珠湾攻撃以後の連合国参加国。

現在の国際連合(United Nations)は、この連合国(the Allied Powers; the Allies: the Allied Forces)が中心となって作られたもので、とくに中心となったアメリカ、イギリス、ソ連、中国およびフランスは、国際連合憲章によって安全保障理事会における「常任理事国」の地位が与えられ、拒否権などの特権を有する。

また、中国語ではAllied Powersを「同盟国」、United Nationsのことを「連合国」という。

なお国際連合設置に際して、当初主要連合国は連合国に参加しなかった国家は中立国を含めて参加を拒絶する方針を取ったため、同大戦が終盤に差し掛かった1945年に入ってから中立政策を放棄して対独・対日宣戦に踏み切り、結果的にはドイツ軍・日本軍と一度も交戦しないまま大戦終結を迎えた国も含まれている。

連合国一覧

主要5ヶ国

カッコ内は第二次大戦時には、植民地もしくはソ連邦内の国
主要5ヶ国は中華民国・ソビエト連邦を除き、2006年現在の国際連合における常任理事国である。

ヨーロッパ

英連邦

南北アメリカ

その他地域

対日戦に関してミズーリ号での降伏文書調印の際に署名した国と代表者

ダグラス・マッカーサー
  • アメリカ合衆国
チェスター・ニミッツ
  • 中華民国
徐永昌
  • 連合王国(イギリス)
ブルース・フレーザ
  • ソヴィエト社会主義共和国連邦
クズマ・エヌ・ディレヴィヤンコ
  • オーストラリア連邦
ティー・ユー・ブレーミー
  • カナダ
エル・コスグレーブ
  • フランス国
ジァック・ル・クレルク
  • オランダ国
シェルフ・ヘルフリッヒ
  • ニュージーランド
エス・エム・イシット

関連項目