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椿の庭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
椿の庭
監督 上田義彦
脚本 上田義彦
製作 橋本竜太
小川真司
宋姈信
製作総指揮 小佐野保
畠中鈴子
出演者 富司純子
シム・ウンギョン
田辺誠一
清水綋治
チャン・チェン(特別出演)
鈴木京香
音楽 中川俊郎
撮影 上田義彦
編集 上田義彦
制作会社 ギークサイト
製作会社 “A Garden of the Camellias” film partners
配給 ビターズ・エンド
公開 日本の旗 2021年4月9日
上映時間 128分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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椿の庭』(つばきのにわ)は、2021年4月9日に公開の日本映画[1][2]。監督は本作が長編映画初監督作となる写真家の上田義彦[3]、主演は富司純子シム・ウンギョン[3]で、15年の構想を経て完成させた[1][2]

第10回トロント日本映画祭審査員賞、第15回KINOTAYO現代日本映画祭グランプリ。

あらすじ

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葉山の海を見下ろす高台に、椿の咲く美しい庭に囲まれた旧宅が建っている。常に和服を凛と着こなす老婦人の絹子は、この家で茶道教室を開き、静かに暮らしていた。夫は亡くなり、長女の陶子も嫁いで、一人暮らしの絹子。駆け落ち結婚をした次女は、長く音信不通のままだった。

韓国人と結婚した次女は、すでに夫と死別していたが、ずっと韓国で一人娘を育てていた。しかし、次女は交通事故で亡くなり、娘の渚が取り残された。カタコトの日本語を話す渚を、葉山の家に引き取る絹子。

高齢の絹子を案じる長女の陶子。渚も一緒に陶子夫妻のマンションで暮らそうと勧めるが、絹子は転居を望まなかった。しかし、税金の支払いの為に、土地家屋を手放さざるを得なくなる絹子。家の売却先を探す中、絹子は不意に倒れて、薬を手放せなくなった。

家の買手である若い実業家は、家屋敷を残すと笑顔で語った。淡々と身の回りを整理し、庭の落ち葉掃除を続ける絹子。だが渚は、絹子が薬を飲んでいないことに気がついた。渚がこの家に来て一年、椿の咲く庭を眺めながら絹子は亡くなった。

陶子と共に最後の戸締まりをして、葉山を去る渚。約束に反して旧宅は取り壊された。

キャスト

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スタッフ

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  • 監督・脚本・撮影:上田義彦
  • エグゼクティブプロデューサー:小佐野保、畠中鈴子
  • プロデューサー:橋本竜太、小川真司、宋姈信
  • 協力プロデューサー:飯田雅裕
  • 音楽:中川俊郎
  • 撮影補:佐藤治
  • 照明:八幡高広
  • 録音:橋本泰夫
  • 助監督:中山権正
  • 衣装:伊藤佐智子
  • ヘアメイク:赤松絵利、吉野節子
  • 編集:上田義彦
  • スクリプター:河島順子、田口良子
  • 整音:野村みき
  • アシスタントプロデューサー:萩原里枝
  • 配給協力:江守徹
  • 音楽プロデューサー:ケンタロー
  • 宣伝美術:葛西薫
  • WEB:里健太郎
  • 配給:ビターズ・エンド
  • 制作プロダクション:ギークサイト
  • 製作:“A Garden of the Camellias” film partners(ギークピクチュアズ、yoshihiko ueda films、ユマニテ朝日新聞社

脚注

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外部リンク

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