コンテンツにスキップ

森本圭美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タマミ・トー・ブワマーッ
基本情報
本名 森本 圭美
通称 タマミ・トー・ブワマーッ
階級 スーパーフライ級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1966-10-19) 1966年10月19日(58歳)
出身地 大阪府大阪市大正区
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 10
勝ち 6
KO勝ち 5
敗け 4
テンプレートを表示

森本 圭美(もりもと たまみ、1966年10月19日 - )は、大阪市大正区出身の女子プロボクサー。元ABCO女子スーパーフライ級王者。ナロンワット・ブワマーッ(Narongwas Buamas)がプロモーター兼代表を務めているナロンワット・プロモーション(Narongwas Promotion)所属。リングネームタマミ・トー・ブワマーッ

来歴

[編集]

大阪市立扇町高等学校在学中は器械体操に熱中。

その後、結婚して3児を儲け、大阪府枚方市で飲食店を経営[1][2]

2007年、少林寺拳法をしていた夫との夫婦喧嘩に勝ちたいと言う動機から、池原正秀池原シーサー久美子の叔父で、元日本スーパーバンタム級ランカーとして六車卓也の日本タイトルに挑戦した経歴を持つ)が会長を務めるアマチュアジムに40歳で入門[1][2][3]

その後、「趣味でやるには子供に申し訳ない」との理由から選手になることを決めたが、日本では年齢上の理由からプロアマとも試合ができない(当時JBCプロテスト受験資格は32歳まで、AIBAアマチュア出場資格は34歳まで)ため、タイでプロになることを挑戦した[1][2][3]。当時WBA女子世界ミニマム級王者だった多田悦子とスパーリングを決行し、その映像を送ったことでデビューが決まった[1][3]。多田が「アンパンチ」と表現する右の強打を武器とする[1]

2009年5月24日、サムットサーコーン県のマハチャイ・スタジアムでデビュー戦を行い、2回1分TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[2][3]

2010年2月27日、バンコクブンクム区WIBAインターナショナルフライ級王者ホンファー・トー・ブワマーッと対戦し、10回0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[2]

2010年2月28日、上述のホンファー戦で認められた森本はナロンワット・プロモーション(Narongwas Promotion)と契約し、リングネームをタマミ・トー・ブワマーッとした[2]

2010年7月28日、コーンケン県でセップ・シッアチャーンマノーとフライ級6回戦を行い、4回TKO勝ちを収めた。

2012年8月21日、ウボンラーチャターニー県でセンルン・クワンチャイシーコーッとABCO女子スーパーフライ級王座決定戦を行い、3回1分59秒TKO勝ちを収め45歳10ヶ月にして王座獲得に成功した[2][4]。これは池山直が2年後の2014年にマークした国内最年長王座奪取記録である44歳7ヶ月をも上回る。

2012年11月30日、チャチューンサオ県のワット・サマーンラッタナーラームでティエントン・ソー・プライトンとスーパーフライ級6回戦を行い、6回判定負けを喫した。

2013年8月11日、大阪市北区ナスキーホール・梅田でこの年の暮れに好川菜々デビュー2戦目の相手となるジュブジャン・ルークマカームワンとスーパーフライ級6回戦を行い、6回2-0の判定勝ちを収めた。これが唯一の国内での試合となった。

2014年3月28日、四川省遂寧市で羅玉潔とフライ級6回戦を行い、6回1分34秒TKO負けを喫した。この試合で初めてファイトマネーが出たが、プロモーター分や交通費込みのため手元には残らなかった[2]。これを最後に引退[2]

引退後はボディフィットネスの選手を目指す[2]

2022年3月13日、大阪沖縄会館で行われるACFグローバル主催の新格闘技「タイヤファイト」に参戦することが発表されている[5]

戦績

[編集]
  • 10戦 6勝 5KO 4敗

獲得タイトル

[編集]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]