月尾島
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座標: 北緯37度28分31.4秒 東経126度35分52.1秒 / 北緯37.475389度 東経126.597806度
月尾島 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 월미도 |
漢字: | 月尾島 |
発音: | ウォルミド |
日本語読み: | げつびとう |
ローマ字転写: | Wolmido |
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月尾島(ウォルミド、월미도)は、大韓民国仁川広域市中区にある地域。かつては島だったが、埋め立てにより陸地と地続きとなっている。島の形状が半月の尾ひれのようだということから名付けられた。遊覧船乗り場や遊園地があり仁川の代表的な観光地となっている。
歴史
[編集]大韓帝国時代には、日本海軍基地やロシア石炭倉庫などが相次いで建てられ、列強らによる激しい勢力争いが行われた。1886年の丙寅洋擾時に、仁川近海に停泊したフランス艦隊の隊長の名を取って、外国地図にローズ島として紹介されたりもした。
1891年、日韓間で月尾島地所借入約書 (租借月尾島地基約単)が結ばれた[1]。
1923年に1キロメートルの堤防が築かれ、陸地と連結された時から、遊園地として開発され始めた。そして潮湯(海水を暖めて入浴する施設)、海水プール、別荘などが整備された[2]。
1950年9月15日、朝鮮戦争において国連軍反撃の契機となった仁川上陸作戦が開始。月尾島には国連軍による爆撃が加えられ、死亡もしくは離郷を余儀なくされる者が発生した[3]。そのため、島の住民が仁川市、韓国国防部、米国および国連に対して、仁川上陸作戦の賠償金を要求する訴訟を起こしたことがある[3]。
2009年には、仁川駅から月尾島を結ぶ観光モノレール「月尾銀河レール」が完工した。しかし、安全性の問題が指摘されたために開業延期や計画変更が繰り返された後、2019年10月8日に仁川交通公社が運営する「月尾海列車」として開業した[4]。
脚注
[編集]- ^ 『韓国条約類纂 附・各国関税対照表』P.929 統監府 1908年12月
- ^ 砂本文彦 (2009). 『図説 ソウルの歴史 漢城・京城・ソウル 都市と建築の六〇〇年』. 河出書房新社
- ^ a b “仁川上陸作戦被害補償推進…韓国与党「壬辰倭乱も補償するのか」”. 中央日報 (2019年3月22日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ “인천 '월미바다열차' 착공 11년 만에 개통” (朝鮮語). world.kbs.co.kr (2019年10月8日). 2019年10月8日閲覧。