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川崎航路トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川崎航路トンネル
川崎航路トンネル(専用部・川崎浮島側坑口)
概要
位置 神奈川県
座標 北緯35度30分29.6秒 東経139度46分45.3秒 / 北緯35.508222度 東経139.779250度 / 35.508222; 139.779250
現況 供用中
所属路線名 湾岸線
起点 神奈川県川崎市川崎区
終点 神奈川県川崎市川崎区
運用
開通 1994年(平成6年)12月
所有 首都高速道路
通行対象 自動車
技術情報
全長 1954m
道路車線数 (西行き)3車線
(東行き)3車線
設計速度 --km/h
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西行き線トンネル内部。左方向からの合流は川崎浮島JCTおよび浮島出入口のもの。

川崎航路トンネル(かわさきこうろトンネル)は、神奈川県川崎市川崎区東扇島と同区浮島町を結ぶ首都高速湾岸線の道路トンネルである。水底トンネルであるため、危険物積載車両の通行が禁止されている[1]

歴史

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横須賀市から東京湾沿いに富津市へ至る東京湾岸道路計画のうち、川崎航路部と多摩川渡河部については東京国際空港に近く航空交通管制の問題から、橋ではなくトンネルとすることが決定した。川崎航路トンネル・多摩川トンネルとも沈埋工法で建設され、川崎航路部には長さ約130m、高さ10m、全幅39.7 mの鉄筋コンクリート構造の函体9個が埋設された[2]

1994年12月21日、首都高速湾岸線大黒ジャンクション - 空港中央出入口開通に伴い供用を開始した。

2019年12月17日、トンネル内で多重衝突事故が発生して1人が死亡、22人が重軽傷。トンネル内でトラック車両火災を起こし、充満した煙で視界が効かなくなったところにバスなどが次々と追突したもの。原因となったトラックの運転手は、後日、業務上失火自動車運転処罰法違反(過失致死傷)で書類送検された[3]

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首都高速湾岸線
(B10,B11) 東扇島出入口 - 川崎航路TN - 川崎浮島JCT/ (B12,B13) 浮島出入口

脚注

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  1. ^ 水底トンネル等における危険物積載車両の通行の禁止または制限について”. 独立行政法人 日本高速道路保有・債務返還機構. 2019年4月8日閲覧。
  2. ^ 久保田信雄, 柄川伸一, 松岡彰, 清水徹「高速湾岸線多摩川・川崎航路沈埋トンネルの設計・施工」『コンクリート工学』第30巻第5号、日本コンクリート工学会、1992年、29-43頁、doi:10.3151/coj1975.30.5_29ISSN 0387-1061NAID 1300043983472020年9月9日閲覧 
  3. ^ 川崎の首都高多重事故 原因の車両火災起こした疑いで男性ら書類送検”. 神奈川新聞 (2022年9月7日). 2022年10月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度30分30秒 東経139度46分45秒 / 北緯35.50833度 東経139.77917度 / 35.50833; 139.77917