岡山県道280号市場川辺線

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一般県道
岡山県道280号標識
岡山県道280号 市場川辺線
一般県道 市場川辺線
実延長 3.8 km[注釈 1][1]
起点 岡山県倉敷市真備町市場【北緯34度39分2.4秒 東経133度40分49.3秒 / 北緯34.650667度 東経133.680361度 / 34.650667; 133.680361 (県道280号起点)
終点 岡山県倉敷市真備町川辺【北緯34度38分32.2秒 東経133度43分1.2秒 / 北緯34.642278度 東経133.717000度 / 34.642278; 133.717000 (県道280号終点)
接続する
主な道路
記法
都道府県道54号標識
岡山県道54号倉敷美袋線
国道486号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

岡山県道280号市場川辺線(おかやまけんどう280ごう いちばかわべせん)は、岡山県倉敷市を通る一般県道である。

概要[編集]

倉敷市真備町の市場地内より川辺地内へ至る市域内かつ町域内完結路線である。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史[編集]

路線状況[編集]

岡田新道[編集]

岡田新道は、川辺の艮御崎神社と岡田の石橋(岡田地区公園前)までを一直線に結ぶ道路で[3]、その区間は岡山県道280号市場川辺線と重複している。

岡田新道は、岡田藩1718年享保3年)に着手して完成させた道路で[3]、「一万石[注釈 2]に過ぎたるものが三ツある。一に浦池[注釈 3]、二に新道、三に館の時の鐘[注釈 4]」と言われたものの一つである[3]。当時の道幅は一半ぐらいのもので、現在の道幅に広げられたのは1932年 - 1934年の救農土木事業による[3]

現在は国道486号が艮御崎神社の北側に通っているため、神社の西側の地下連絡通路から国道486号の北側に抜けて、岡山県道280号市場川辺線に合流している。

重複区間[編集]

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

交差する道路 交差する場所
岡山県道54号倉敷美袋線 真備町市場 起点
岡山県道278号宍粟真備線 重複区間起点 真備町岡田
岡山県道278号宍粟真備線 重複区間終点 真備町岡田
国道486号 真備町川辺 終点

沿線[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 2018年平成30年)4月1日現在
  2. ^ 岡田藩の石高は10,343石。
  3. ^ 八代目藩主・伊東長寛側用人として取り立てられ、藩政改革により財政再建を成功させた浦池九淵のこと[3]
  4. ^ 岡田藩邸の鐘楼に釣って時を報じた鐘[3]

出典[編集]

  1. ^ a b 岡山県庁総合政策局統計分析課 2020, p. 127.
  2. ^ 国土交通省国土地理院 2018.
  3. ^ a b c d e f 粕谷米夫『苔の香 真備町外史』六甲出版、1983年7月、140-142頁。"一万石に過ぎたるものが三ツ"。 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]