小野才八郎

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小野 才八郎(おの さいはちろう、1920年3月7日 - 2014年8月11日[1])は、日本の小説家である。太宰治に師事した。

青森県北津軽郡金木町に生まれる。青森師範学校(現弘前大学)に学ぶ。尋常高等小学校訓導を経て、徴兵から復員し、青森県の公立小学校に勤務。1945年11月13日、金木町の生家に疎開中の太宰治を訪ね、以後師事する。1950年に上京し、東京都の公立小学校に勤める。1970年代から、主として『民主文学』に拠って創作活動を続ける。イタコの生涯に取材した作品が多い。また、太宰の命日を記念した桜桃忌には、太宰の作品を朗読することが多かった。著書には、『イタコ無明』などがある。

脚注[編集]