呉市倉橋地区生活バス

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本浦 - 大向線(当時)の車両(2005年)
倉橋交通の車両
室尾 - 鹿島(宮ノ口)線(当時)の車両(2007年)
倉橋交通の車両
藤の脇 - 長谷線(当時)の車両(2007年)
倉橋交通の車両

呉市倉橋地区生活バス(くれしくらはしちくせいかつバス)は、広島県呉市コミュニティバス呉市生活バス」のうち、旧倉橋町域で運行する路線である[1][2]。呉市では単に「倉橋地区生活バス」と称している[2]

概要[編集]

呉市ではコミュニティバスを「生活バス」と呼称し、合併した旧市町村営バスも引き継いで「呉市生活バス」として、地区ごとに19路線(2023年9月現在)を運行している[1]

そのうち倉橋島内の旧倉橋町域を運行する「倉橋地区生活バス」は、呉市倉橋町に本社を置くタクシー事業者倉橋交通へ運行を委託している[1][2]貸切バス事業による運行)。

これは合併前に倉橋町が自治体バス80条バス)として運行していた倉橋町営バスを引き継ぎ、呉市が運行する「呉市倉橋地区生活バス」として再編したものである。呉市交通局広電バス廃止代替バスでもある。

運賃は各路線とも、対キロ制多区間運賃制を採用している[3]

沿革[編集]

2010年10月1日までは、

  • 桂浜温泉館 - 大向
  • 室尾 - 宮ノ口・大迫
  • 藤の脇 - 長谷

のみの運行であった。

2010年10月1日より、呉市営バス室尾 - 鹿老渡、宇和木新開 - 重生間の廃止、桂浜温泉館 - 室尾間の減便に伴い、呉市倉橋地区生活バスを桂浜温泉館 - 室尾間及び藤の脇 - 重生 - 大向間へ延長した。

2014年10月1日より、広電バス桂浜温泉館 - 室尾間廃止に伴い、呉市倉橋地区生活バスを桂浜温泉館 - 室尾間で増便した。また同時に、重生・宇和木・藤の脇・長谷線を除いてPASPYを導入した。これに伴い、従来の専用回数券と紙式定期券は重生・宇和木・藤の脇・長谷線専用となった。

路線[編集]

2017年3月4日改正時点での路線は以下の通り。()内は経由しない便あり。

桂浜温泉館・大向・重生線
  • 桂浜温泉館 - 本浦 - 倉橋本浦 - 須川宮前 - 大向( - 重生)
倉橋本浦・桂浜温泉館・室尾・鹿島線
  • (倉橋本浦 - 本浦 - )桂浜温泉館 - 笹子島ビーチ前 - 倉橋東小学校 - 室尾 - 鹿老渡 - 鹿島小学校 - 宮ノ口
倉橋本浦・桂浜温泉館・室尾・大迫線
  • (倉橋本浦 - 本浦 - )桂浜温泉館 - 笹子島ビーチ前 - 倉橋東小学校 - 室尾 - 倉橋東小学校 - 倉橋東中学校 - 大迫
重生・宇和木・藤の脇・長谷線
  • 長谷 - 先奥 - 藤の脇 - 宇和木新開 - 宇和木 - 宇和木新開 - 瀬戸内台入口 - 重生
    • ほとんどの便が宇和木 - 重生、宇和木 - 長谷間の区間便。宇和木 - 長谷間は朝の1便を除き倉橋交通まで事前予約要(午前便は前日18時まで、午後便は10時まで)。
    • この路線のみPASPYが使用できないため、専用回数券・紙定期券を継続販売している。

車両[編集]

倉橋交通が保有するバス車両を使用している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c バス / 乗合タクシー / 船 運行(運航)情報 呉市、2023年7月11日更新、2023年9月9日閲覧。
  2. ^ a b c 倉橋地区生活バス 呉市、2023年8月17日更新、2023年9月9日閲覧。
  3. ^ 倉橋地区生活バス 普通旅客運賃 運賃表 呉市、2018年5月17日更新、2022年6月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]