函館市北方民族資料館
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函館市北方民族資料館 | |
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施設情報 | |
前身 | 日本銀行函館支店 |
専門分野 | アイヌ・北方民族関連 |
来館者数 | 29,061人(2017年)[1] |
事業主体 | 函館市 |
管理運営 | 財団法人函館市文化・スポーツ振興財団(指定管理者) |
延床面積 | 3,043.11m²[1] |
開館 | 1989年11月3日[1] |
所在地 |
〒040-0053 北海道函館市末広町21-7 |
位置 | 北緯41度46分1秒 東経140度42分43秒 / 北緯41.76694度 東経140.71194度座標: 北緯41度46分1秒 東経140度42分43秒 / 北緯41.76694度 東経140.71194度 |
外部リンク | 函館市北方民族資料館ホームページ |
プロジェクト:GLAM |
函館市北方民族資料館(はこだてしほっぽうみんぞくしりょうかん)は、北海道函館市末広町にある博物館である。旧日本銀行函館支店を改装した施設で、アイヌやウィルタほか北方民族の衣装や生活用品などを展示している。
概要
[編集]建物は1926年(大正15年)に日本銀行函館支店として建てられ、1988年(昭和63年)まで使用されたものである[2]。これを改装し、1989年(平成元年)11月に市立函館博物館の所蔵民族資料および石川啄木関連資料を展示する「函館市北方民族・石川啄木資料館」として開館した。その後、1993年(平成5年)の函館市文学館の開館にともない石川啄木関連資料を同館に移管、同年4月に現在の函館市北方民族資料館としてリニューアルオープンした[3]。
館内では展示のほか、ムックリの製作・演奏[4]や北方民族文様の切り紙細工[5] の体験講座を開催している。
所蔵品
[編集]- 函館博物館旧蔵資料
1879年(明治12年)から1886年(明治19年)に開拓使などに収集されたもの[6]。開拓使函館支所仮博物場で展示されていたが、同施設が1891年(明治24年)に北海道庁立函館商業学校の展示場となるとアイヌ資料も同校に移管。その後、商業学校が廃止され資料が北海道庁立函館尋常中学校に移り、教材として使用された。1956年(昭和31年)に市立函館博物館に寄託された[7]。
- 馬場コレクション
函館出身の考古学研究家馬場脩が収集したコレクション。「アイヌの生活用具コレクション」として、1959年(昭和34年)に国重要有形民俗文化財に指定されている[6][8]。1971年(昭和46年)に函館市へ寄贈[7]。
- 児玉コレクション
北海道大学名誉教授だった児玉作左衛門が収集したコレクション[6]。1980年(昭和55年)に函館市へ寄託、1998年(平成10年)に寄贈された[7]。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “北方民族資料館施設カルテ” (pdf). 函館市. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “日本銀行函館支店のあゆみ”. 日本銀行函館支店. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “函館市北方民族資料館”. 函館市. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “ムックリ製作・演奏体験”. 函館市文化・スポーツ振興財団. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “北方民族文様の切り紙細工体験 ”. 函館市文化・スポーツ振興財団. 2019年4月7日閲覧。
- ^ a b c “函館市北方民族資料館”. 函館市文化・スポーツ振興財団. 2019年4月7日閲覧。
- ^ a b c “函館とアイヌ資料コレクション” (pdf). アイヌ民族文化財団. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “アイヌの生活用具コレクション”. 国指定文化財等データベース. 2019年4月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 函館市北方民族資料館 - 函館市公式観光情報「はこぶら」
- 旧日本銀行函館支店(函館市北方民族資料館) - 函館市公式観光情報「はこぶら」
- 函館市北方民族資料館 - インターネットミュージアム