伊東祐命
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伊東 祐命(いとう すけのぶ(すけこと)、1834年(天保5年) - 1889年(明治21年)10月16日)は、幕末の浜田藩士、明治期の歌人、国学者。
生涯
[編集]美作国鶴田に生まれる。はじめ瀬戸久敬に、後に江戸で前田夏蔭、加藤千浪らに歌を学んだ。維新後は東京府の役人をしていたが、高崎正風の推薦により宮内省文学御用掛となり、後に御歌所主座を勤めた。同門の小出粲と親しく、また井上文雄や中島歌子とも深く交友した。中島歌子の歌塾「萩の舎」で教え、樋口一葉の歌の師である。門下には大口周魚がいる。
生前に歌集はなく、没後に中島歌子編で『柳の一葉』が編まれた。墓は青山霊園1-イ-10-14にあるが、無縁墳墓に指定されており撤去が懸念されている。