井上晋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井上 晋(いのうえ すすむ、1959年 - )は、日本の土木工学者。大阪工業大学第14代学長。第5代八幡工学実験場長。工学博士(京都大学)。土木学会コンクリート委員会常任委員。プレストレストコンクリート工学会第34代会長。大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会委員。

専門は、土木工学構造工学(特に、コンクリート工学)・材料力学建設工学交通工学道路工学/橋梁工学など)、地震工学防災工学

略歴[編集]

京都市出身。1982年京都大学工学部交通土木工学科卒業。1984年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。その後、同大学工学部講師を経て、1994年工学博士(京都大学)[1]。1995年大阪工業大学工学部に着任、土木工学科(現:都市デザイン工学科)助教授。2003年から2004年にはテキサス大学オースティン校客員研究員も務めた。2010年大阪工業大学八幡工学実験場長(第5代)[2]。その後、都市デザイン工学科教授、工学部長、教務部長を経て、2021年11月に大阪工業大学第14代学長に就任[3]

日本最大級の無料オンライン大学講座JMOOCで「土木建築」の認定講座の講師も担当し、一般人向けのオープンな講座公開を通じた土木都市工学の認知向上に貢献している[4]

主な所属学会[編集]

主なテクニカルアドバイザー[編集]

主な受賞[編集]

主な著書[編集]

  • 土木練習帳-コンクリート工学(共著、共立出版2003、学術書)
  • コンクリート工学ハンドブック(分担執筆、朝倉書店2009、学術書)
  • プレストレストコンクリート工学(共著、国民科学社2006、学術書)[10]
  • プレストレストコンクリート技術とその応用(共著、森北出版2006、学術書)
  • 建設材料実験(分担執筆、日本材料学会2009、学術書)[11]
  • 図説 わかるコンクリート構造(監修、学芸出版社2015、学術書)[12]
  • 2017年制定コンクリート標準示方書設計編(分担執筆、土木学会2017、学術書)[13]
  • コンクリート構造の設計・施工・維持管理の基本(分担執筆、土木学会関西支部2019、学術書)

主な研究[編集]

脚注[編集]