中村浩 (考古学者)
人物情報 | |
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生誕 |
1947年2月15日(77歳) 大阪府富田林市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 立命館大学 |
学問 | |
活動地域 | 西日本 |
研究分野 | 考古学、博物館学、民族考古学、日本仏教史 |
研究機関 | 大阪大谷大学 |
特筆すべき概念 | 中村編年[1] |
主な業績 | 陶邑窯須恵器の編年 |
中村 浩(なかむら ひろし、1947年(昭和22年)2月15日[2]- )は、日本の考古学者、大阪大谷大学名誉教授。
経歴[編集]
大阪府富田林市生まれ。1969年(昭和44年)立命館大学文学部日本史学専攻卒業。大阪府教育委員会文化財保護課勤務を経て、大谷女子大学文学部専任講師、助教授、教授、校名変更で大阪大谷大学文化財学科教授。2013年(平成25年)定年、名誉教授[3]。2001年(平成13年)『和泉陶邑窯の歴史的研究』で立命館大文学博士[4]。高野山真言宗龍泉寺住職。専攻は、日本考古学、博物館学、民族考古学(東アジア窯業史)、日本仏教史[5]。
大阪府南部に分布する古墳時代の須恵器の窯跡群である「陶邑窯跡群」について精力的な研究を行い、その須恵器の編年は、「中村編年」として知られる[1]。
著書[編集]
- 『和泉陶邑窯の研究 須恵器生産の基礎的考察』柏書房 1981
- 『窯業遺跡入門』ニュー・サイエンス社 考古学ライブラリー 1982
- 『古代窯業史の研究』柏書房 1985
- 『古墳文化の風景』雄山閣出版 1988
- 『須恵器 研究入門』柏書房 1990
- 『和泉陶邑窯の研究 須恵器生産の基礎的考察』柏書房 1991
- 『須恵器窯跡の分布と変遷』雄山閣出版 1992
- 『古墳時代須恵器の編年的研究』柏書房 ポテンティア叢書 1993
- 『考古学で何がわかるか 私の考古学概論』芙蓉書房出版 1997
- 『古墳時代須恵器の生産と流通』雄山閣出版 1999
- 『博物館学で何がわかるか』芙蓉書房出版 何がわかるかブックス 1999
- 『和泉陶邑窯出土須恵器の型式編年』芙蓉書房出版 2001
- 『和泉陶邑窯の歴史的研究』芙蓉書房出版 2001
- 『ぶらりあるきパリの博物館』芙蓉書房出版 2005
- 『泉北丘陵に広がる須恵器窯 陶邑遺跡群』新泉社 シリーズ「遺跡を学ぶ」 2006
- 『ぶらりあるきウィーンの博物館』芙蓉書房出版 2006
- 『ぶらりあるきロンドンの博物館』芙蓉書房出版 2006
- 『ぶらりあるきミュンヘンの博物館』芙蓉書房出版 2007
- 『ぶらりあるきオランダの博物館』芙蓉書房出版 2008
- 『須恵器から見た被葬者像の研究』芙蓉書房出版 2012
- 『ぶらりあるきバンコクの博物館』芙蓉書房出版 2012
- 『ぶらりあるき香港・マカオの博物館』芙蓉書房出版 2012
- 『ぶらりあるきマレーシアの博物館』芙蓉書房出版 2012
- 『ぶらりあるきシンガポールの博物館』芙蓉書房出版 2013
- 『ぶらりあるき台北の博物館』芙蓉書房出版 2013
- 『ぶらりあるきベトナムの博物館』芙蓉書房出版 2014
- 『ぶらりあるきインドネシアの博物館』芙蓉書房出版 2015
- 『ぶらりあるきカンボジアの博物館』芙蓉書房出版 2015
- 『ぶらりあるきマニラの博物館』芙蓉書房出版 2015
- 『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版 2016
- 『ぶらりあるきミャンマー・ラオスの博物館』芙蓉書房出版 2016
共編著[編集]
- 『須恵器集成図録 第1-2巻 近畿編 1-2』藤原学共編 雄山閣出版 1995-96
- 『須恵器集成図録 第6巻 補遺・索引編』監修・編 雄山閣出版 1997
- 『古墳出土須恵器集成』全6巻 編 雄山閣出版 1998-2002
- 『土師器と須恵器』望月幹夫共編 雄山閣出版 普及版・季刊考古学 2001
- 『ぶらりあるき沖縄・奄美の博物館』池田榮史共著 芙蓉書房出版 2014
- 『観光資源としての博物館』青木豊共編著 芙蓉書房出版 2016
脚注[編集]
- ^ a b 大阪府立近つ飛鳥博物館 2006『年代のものさし‐陶邑の須恵器‐』大阪府立近つ飛鳥博物館図録40NAID BA76460566
- ^ 『現代日本人名録』
- ^ 最終講義
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『和泉陶邑窯の歴史的研究』”. 2023年4月2日閲覧。
- ^ 『ぶらりあるきミャンマー・ラオスの博物館』著者紹介