ユーグ5世 (ブルゴーニュ公)

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ユーグ5世
Hugues V
ブルゴーニュ公
ユーグ5世のシール
在位 1306年 - 1315年

出生 1294年
死去 1315年5月9日
ブルゴーニュ公領、アルジー
埋葬 ブルゴーニュ公領、サン=ニコラ=レ=シトー、シトー修道院
家名 ブルゴーニュ家
父親 ブルゴーニュ公ロベール2世
母親 アニェス・ド・フランス
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ユーグ5世フランス語Hugues V, 1294年 - 1315年5月9日)は、ブルゴーニュ公(在位:1306年 - 1315年)。

生涯[編集]

ロベール2世とその妃であったフランスルイ9世の王女アニェスの次男[1]。誕生以前に実兄ジャンが夭折していたため公位・家の相続人となった。

ユーグは1303年にヴァロワ伯シャルルの娘カトリーヌ・ド・ヴァロワと婚約したが、1312年に解消された(カトリーヌは翌年にターラント公フィリッポ1世と結婚した)。彼は十字軍に参加しており、テッサロニキ王国の名目上の王にもなっていたが[2]、1313年に弟ルイが持つブルゴーニュの継承権と引き換えにルイにテッサロニキ王位を売却した[1]。1315年に死去した後、公位は弟のウード4世が嗣いだ[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b Topping 1975, p. 109.
  2. ^ a b Topping 1975, p. 115, 769.

参考文献[編集]

  • Topping, Peter (1975). “The Morea, 1364–1460”. In Setton, Kenneth M.; Hazard, Harry W. A History of the Crusades, Volume III: The Fourteenth and Fifteenth Centuries. Madison and London: University of Wisconsin Press. ISBN 0-299-06670-3 
先代
ロベール2世
ブルゴーニュ公
1306年 - 1315年
次代
ウード4世