メチルシクロペンタン
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メチルシクロペンタン Methylcyclopentane | |
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Methylcyclopentane | |
別称 MCP | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 96-37-7 |
PubChem | 7296 |
ChemSpider | 7024 |
EC番号 | 202-503-2 |
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特性 | |
化学式 | C6H12 |
モル質量 | 84.16 g mol−1 |
示性式 | CH3C5H9 |
外観 | 無色透明の液体 |
匂い | ガソリン臭[1] |
密度 | 0.749 g/cm3[2] |
融点 |
-142.4 °C[2] |
沸点 |
71.8 °C[2] |
水への溶解度 | 42mg/L(25℃) |
有機溶媒への溶解度 | エーテル、アセトン、エタノールに混和[1] |
危険性 | |
引火点 | -29℃[1] |
発火点 | 258℃[1] |
爆発限界 | 1 - 8.4%[1] |
関連する物質 | |
関連するC6H12の異性体 | 2-メチル-1-ペンテン 3-メチル-1-ペンテン 4-メチル-1-ペンテン 2-メチル-2-ペンテン 3-メチル-2-ペンテン 4-メチル-2-ペンテン 1-ヘキセン 2-ヘキセン 3-ヘキセン 2-エチル-1-ブテン シクロヘキサン |
関連物質 | 2-メチルペンタン 3-メチルペンタン メチルシクロヘキサン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
メチルシクロペンタン(英: Methylcyclopentane)は、有機化合物である。シクロペンタンの水素原子一つがメチル基に置き換わった構造である。MCPとも略記される。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[1]。
利用
[編集]重質油に含まれ、異性化脱水素反応によりベンゼンに変換される[3]。ベンゼンの有害性と、MCPが一定以上のオクタン価を有することから、超酸性触媒のタングステンジルコニアを用いてベンゼンをMCPに変換した低ベンゼンガソリンも製造されている[4]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 製品情報(東京化成工業)
- ^ a b c Lide, David. R, ed (2009). CRC Handbook of Chemistry and Physics (89th ed.). CRC Press. ISBN 978-1-4200-6679-1
- ^ 超重質油(オイルサンド油)等の分解有用化技術開発 (PDF) (石油エネルギー技術センター)
- ^ ベンゼン排出量低減に関する総合研究 (PDF) (環境省)